【津高本院】不妊治療のページです
#研究論文ご紹介 の記事
体外受精で生まれた子どもの、将来の健康は?
55の研究を集めた系統的レビューの答え 「体外受精で生まれた子は、 将来健康に育つのかな」 これは、治療を受ける多くの方が 心のどこかで 気にされていることだと思います。 1978年以来、世界で 1,000万人以上が この技術で生まれていま
「最強の妊活食」は、実は特別なものではなかった
専門家が読み解く、食事と妊娠のほんとうの関係 「これを食べれば妊娠しやすい」 そんな情報がSNSには あふれています。 でも専門家は、 もっとシンプルな結論に たどりついたようです。 今回は、前回ご紹介した 大規模研究への 専門家コメントを
妊活中の食事、本当に出産率に影響するの?
2,370組のカップルを追跡した大規模調査 「妊活にいい食べ物って あるのかな?」 ネットやSNSには さまざまな情報があふれています。 今回は、不妊治療を考える 2,370組のカップルを 追跡した研究から、 食事と出産率の関係を ご紹介し
原因不明の流産の裏に、 子宮内膜の「脂質の乱れ」が?
最先端の代謝物解析でわかった新しい手がかり 検査をしても原因がわからない「原因不明の流産」。 今回、子宮内膜の中の脂質の代謝に特徴的な変化が見つかったという研究をご紹介します。 ❓ どんな研究なの? 体外受精を受けている80名の女性を、 💔
「染色体正常の胚」でも、年齢の影響はゼロにならない、という指摘
提供卵子との比較から見えてきたこと 「染色体を調べて正常な胚を選べば、 年齢の影響はなくなる」 そう思っていませんか? 今回は、その考え方に一石を投じる 研究への専門家コメントを ご紹介します。 ❓ どんな研究についてのコメントなの? 35
着床前遺伝子検査(PGT-A)、実際の医療現場ではどうだったのか
イギリスの登録データ11万件以上から見えてきたこと 特定の方にはPGT-Aが役立つ可能性をお伝えしましたが、今回は視点を変えて、イギリス全体の実際の診療データを使った大規模な検証結果をご紹介します。 ❓ どんな研究なの? イギリスの不妊治療
着床前診断(PGT-A)が本当に役立つのは、どんな方?
高齢・移植不成功・流産経験のある方を対象にした研究 着床前遺伝子検査(PGT-A)は「全員に効果があるわけではない」と言われることが多いですが、実は特定の状況にある方には効果があるというデータが報告されました。 ❓ どんな方を対象にした研究
PCOS(PMOS)のお母さんから生まれた赤ちゃん、将来の健康は大丈夫?
~体外受精児2500名超を対象にした追跡調査~ 多嚢胞性卵巣症候群PCOS(PMOSに病名変更)を持つお母さんから生まれた子どもの将来の健康について、心配される方もいらっしゃるかもしれません。今回は、3〜6歳の時点での心血管・代謝面の健康を
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の名前が変わります!
「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の病名が変更されます 「えっ、私の治療はどうなるの?」と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。よくいただくご質問にQ&A形式でお答えします✨ ❓Q1. 新しい病名は何ですか? 💡A.&nbs
妊活アプリやAMH検査、その落とし穴を知っていますか
フェムテックの「期待」と「注意点」 生理管理アプリや自宅でできるホルモン検査など、妊活を支えるテクノロジー(フェムテック)が増えていますが、実は知っておくべき落とし穴もあります。 今回は、その実態をまとめた専門家の解説をご紹介します。 ❓
凍結胚移植の準備方法、専門家たちの意見が一致したこと
ホルモン補充周期のベストプラクティスに関する国際合意 凍結胚移植にはいくつかの準備方法があり、どれが一番良いのか迷う方も多いはず。 今回は、世界中の生殖医療専門医が議論を重ねてまとめた「ホルモン補充周期」のベストプラクティスをご紹介します。
「何回移植すれば出産できるか」あらかじめ見通す新しい考え方
体外受精を「1回の治療」ではなく「一連の治療」として捉える 体外受精の1回あたりの成功率は20〜25%程度と、決して高くありません。今回は、「1回の治療」ではなく、「必要な回数をあらかじめ見通す」という新しい考え方を提案する総説をご紹介しま
新鮮胚移植か、凍結してからの移植か
9000件超のデータからみえてきた 「胚の数と質」による違い 採卵した後、その周期にすぐ移植する(新鮮胚移植)か、または、一旦すべて凍結してから移植する(凍結胚移植)か? これまでは「卵巣がよく反応した人は凍結の方が良い」とされてきましたが
月経痛の新しい選択肢、"自分のタイミングで飲める"ピルの国内治験
日本人女性を対象にしたフェーズ3試験の結果 月経痛(生理痛)の治療薬として、 ピル(低用量エストロゲン・ プロゲスチン配合薬)は よく使われていますが、 「休薬のタイミングを 自分で決められる」 新しいタイプの薬が 日本で治験されました。
見えない子宮内膜症を"AIと青い光"で見つける新技術
手術中の"見逃し"を減らす新しいアプローチ 子宮内膜症の手術で、 一番難しいのは 「病変を見逃さないこと」。 特に色が薄く、 目立たないタイプの病変は 見つけにくいとされてきました。 今回は、その課題に挑む 新しい技術を
凍結胚移植で生まれた子は"体が大きめ"? きょうだいで比較した研究
同じ家族内での比較だから見えてきたこと 「新鮮胚移植」と「凍結胚移植」、 生まれてくる赤ちゃんに 違いはあるのでしょうか? 今回は、同じご家族の中の きょうだいを比較するという ユニークな方法の研究への 専門家コメントをご紹介します。 ❓
出産時の大出血、その"何年も後"に現れる体調不良のはなし
17年間気づかれなかった、あるホルモンの病気 出産時に大量の出血があった方は その後 何年も経ってから 原因不明の疲れやだるさに 悩まされることがあります。 今回は、17年越しに診断がついた 症例報告のご紹介です。 ❓ どんな病気のことなの
卵子凍結の費用を抑える"シンプルな方法"、効果は落ちないという結果
~通院回数を減らしても、 採れる卵子の数は変わらなかった~ 卵子凍結(妊孕性温存)は、 将来の選択肢を広げる一方で、 費用や通院の負担が 大きな壁になっています。 今回は、その負担を 大きく減らせる可能性がある 新しい方法をご紹介します。
精巣の中の"小さな白い点々"が、実は良い知らせだった、という日本の研究
~無精子症の手術前にわかる、新しいヒント~ 精液の中に精子が見られない「無精子症」。 エコー検査で精巣の中に"小さな白い点々"が見つかることがありますが、これが実は精子が見つかる可能性のヒントになるという、日本発の研究をご紹介します。 ❓
採卵の"トリガー注射"がなくても、卵子が採れた奇跡的なケース
~妊娠中に始まった採卵周期という、まれな出来事~ がん治療の前に卵子を凍結保存する「妊孕性温存」。 その最中に、実はすでに妊娠していたことが判明した、というまれな症例をご紹介します。 ❓ どんな状況だったの? 乳がんと診断された32歳の女性
妊活中の"こころの薬"、やめる方が危険なこともあります
体外受精とメンタルヘルス、両方あきらめなくてよい理由 不妊治療と こころの不調には、 密接な関係があります。 「薬をやめた方が 妊娠しやすいのでは」 と思う方もいるかもしれませんが、 実は逆のリスクもあるのです。 ❓ 不妊治療中、うつ病の方
抗うつ薬を飲みながらの体外受精、妊娠率は下がるの?
4万人以上のデータが示した"安心できる"結果 不妊治療中、 気分の落ち込みや不安を 抱える方は少なくありません。 「抗うつ薬を飲んでいると 体外受精の成功率が下がるのでは」 そんな不安から、 自己判断で薬をやめる方もいま
"あなたは提供精子で生まれたの"、子どもにいつ、どう伝える?
~ある家族の悩みから考える、伝え方のヒント~ 精子や卵子の提供を受けて授かったお子さんに、その事実をどう伝えるか? 多くのご家族が悩むデリケートなテーマについて、専門家の見解をご紹介します。 ❓ 昔と今で、考え方はどう変わったの? かつては
受精後の胚に隠された"時計"? 新しい着床予測マーカーのお話
染色体だけでは分からない、胚の"若さ"を測る試み 体外受精で「染色体に問題のない胚」を移植しても、着床しないことがあります。 染色体だけでは分からない何かがあるのでは? そんな疑問に答える新しい研究マーカーをご紹介します
痩せ薬(GLP-1)~不妊治療の専門医への意識調査から見えてきたこと~
~不妊治療の専門医への意識調査から見えてきたこと~ 「痩せ薬を使いながら妊活してもいいの?」 そんな疑問を持つ方が増えています。 今回は、不妊治療の専門医自身が 「この新しい薬をどう捉えているか?」 という調査結果と合わせてご紹介します。
胚移植の成功率を左右する?「見えない細菌」と妊娠の関係
🌸 胚移植の成功率を左右する? ~実は大切な「膣内環境」と細菌のお話~ 体外受精で良好な胚ができたのに、「なかなか妊娠につながらない…」 そんな経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。 実は最近、胚移植のときに使う細いカテーテルに付着す
ピルで体重が増える? PCOSの方の研究調査結果
低用量ピルをやめる理由、体重が増加する? 「ピルを飲むと体重が増えるのでは」という心配から、服用をやめてしまう方は 少なくありません。今回は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方を対象にしたアメリカの大規模調査をご紹介します。 ❓ どんな研究
あなたの治療方針、実は"チーム全体"で話し合われています
~不妊治療クリニックの"見えない裏側"のお話~ 体外受精の結果がうまくいかなかったとき、「次はどうすればいいんだろう」と不安になりますよね。 実は多くのクリニックでは、医師一人だけでなくチーム全体で方針を話し合っています
子宮の形に"個人差"があるって知っていましたか?
早期発見が命を守った、あるケースのお話 子宮の形には、実は生まれつきの個人差があります。今回は、それが妊娠にどう関わったのか、ある症例をご紹介します。 ❓ どんな子宮の形なの? 🫄 単角子宮 子宮(膣上部も)は胎生期にミュラー管という2つの
"着床判定hCG"、その数値が意味することを知っておこう
6,400件のデータで見えてきた hCG値からみた妊娠継続の可能性 胚移植後、「hCGの値はいくつでしたか?」という結果説明は、妊活中の方にとって最も緊張する瞬間の一つです。 その数字が実際に何を意味するのか、最新のデータをもとにご紹介しま
「前回より採卵数が少ない…」それ、あなたのせいではないかもしれません
体外受精のプロトコル変更、本当に意味があるの? 体外受精で、前回より採れた卵子が少なかった。 そんなとき、「私の体が悪くなったのでは」「プロトコルを変えるべきでは」と不安になる方は多いです。 今回は、そんな不安に一つの答えを示す研究をご紹介
"計画していない妊娠"は、出産時のリスクを上げるの?
アメリカの大規模データが示したこと 「妊娠は計画してから」とよく言われますが、計画していなかった妊娠は本当に出産時のリスクを上げるのでしょうか? ❓ どんな研究だったの? アメリカ・フィラデルフィアの2つの病院で、 📊 約9,600件の出産
ストレスが精子に与える影響とは?男性不妊とこころの関係
「最近ストレスが多くて…」 この言葉、日常でよく聞きますよね。でも、ストレスが男性の妊孕性にどれほど影響を与えるのか、意外と知られていません。 2025年に発表された最新の研究では、ストレスが精子の数や質に実際に影響していることが示されまし
無精子症の手術、成功率を"事前に"予測できる時代に
~ホルモンの比率でわかる、精子が見つかる可能性~精液の中に精子がまったく見られない「無精子症」。 手術で精子が見つかるかどうかは、これまで手術前には予測が難しいとされてきました。 今回は、そのヒントになるホルモンの指標をご紹介します。 ❓
男性の思春期の治療、実は将来の"妊娠力"にも関わっていた
~男性の思春期ホルモン治療で知っておきたいこと~男性の思春期が自然に始まらない状態があります。 その治療法によって、将来の妊娠力(精子を作る力)が大きく変わることがある、という報告をご紹介します。 ❓ どんな状態のこと? 脳から出るホルモン
肥満と流産のリスク、"体外受精"でも例外じゃなかった
~正常な染色体の胚を移植しても差が出た、という報告~「移植する胚は"正常"なのに、なぜ流産のリスクが変わるの?」そんな疑問に答える研究が発表されました。 今回は、肥満と「胚移植後の初期流産」の関係についてのお話です。 ❓ どんな研究なの?
流産は"女性だけの問題"じゃない。パートナーの精子と流産の関係
~見過ごされがちな"父親側の要因"に注目~流産が続くと、女性がひとりで「私の何が悪かったんだろう」と原因を探してしまいがちです。 しかし最近の研究で、パートナー(男性)側の要因も流産に関わっている可能性が指摘されています。 ❓ 精子のDNA
流産、それは"たまたま"? もしかしたら"調べられる"時代がくるかもしれません
「流産してしまった…」その理由がわからないまま、次の妊娠への不安だけが残る。 そんな経験をされた方も少なくないと思います。 実は最近、 🤖 年齢や体重などの情報だけで「その流産の"タイプ"」を予測するAIモデルの研究が発表されました。 ❓
卵巣に"普通の方法"で届かない時、どうする?新しい採卵テクニック
~手術歴や体の状態で通常の採卵が難しい方へ~体外受精の採卵は、通常「経腟」(腟から)で行われますが、過去の手術や体の状態によって、それが難しい方もいます。 そんな時に使われる新しいテクニックをご紹介します。 ❓ どうして経腟での採卵が難しく
子宮筋腫の手術、将来の心臓・血管の健康にも関わるかもしれません
~筋腫核出術と子宮摘出術、それぞれのリスクを比較~子宮筋腫の治療で手術を検討するとき、将来の妊娠のことは気になるポイントですが、実は「将来の心血管の健康」にも関わる可能性があるという研究が発表されました。 ❓ どんな研究なの? アメリカの保
妊活中のサプリ、実際に"出産率"は上がるの?大規模調査で分かったこと
~マルチビタミンと葉酸、それぞれの効果を検証~不妊治療を考える中で、「サプリを飲んだ方がいいのかな」と思う方は多いはずです。 今回は、2,370組のカップルを対象にした大規模な調査から、サプリと出産率・流産率の関係をご紹介します。 ❓ どん
腸の子宮内膜症、"切るべきか切らないべきか"を手術中に判断する新技術
~お腹を開けたまま行う超音波検査のはなし~子宮内膜症が腸まで広がっている場合、手術の方法を決めるのはとても難しい判断です。 今回は、手術の"最中"に超音波で確認する新しい試みをご紹介します。 ❓ 腸の子宮内膜症って、どんな症状が出るの? 🚽
子宮内膜症の手術、実は"当日まで分からない"って本当?
~エコー1つで、手術の"難しさ"が見えてくる新しい研究~子宮内膜症の手術は、実際にお腹の中を見るまで「どれくらい大変か」が分からないことがよくあります。 軽く終わると思っていたのに…逆に、想定より大がかりに…そんなケースも少なくありません。
内膜症の"見えないタイプ"、症状だけでは予測が難しいという結果
~エコーで異常なしでも痛みが強い方へ~検査で異常が見つからないのに強い痛みが続く。 そんな時、「表面だけの子宮内膜症(腹膜表在型)」が隠れている可能性があります。 症状から予測できるか、という研究をご紹介します。 ❓ どんな研究なの? 検査
卵巣のチョコレート嚢腫、手術で"卵巣の力"はどう変わる?
~193人のデータからみえてきたこと~子宮内膜症による卵巣の嚢腫(チョコレート嚢腫)。 手術で取り除くことが一般的な治療ですが、「卵巣の力」への影響も気になるポイントです。 ❓ 手術後、卵巣の力はどう変化する? 193人のデータを分析した結
"自然に近い不妊治療"、その効果は本当に証明されているの?
~NaProTechnologyなどのエビデンスを徹底調査~体外受精に抵抗がある方に向けて、「体を整えて自然妊娠を目指す」治療法が紹介されることがあります。 本当にIVFと同じくらい効果があるのでしょうか? 研究チームが、これまでの論文を徹
流産・不成功の原因はひとつじゃない:私たちにできる「整理」と「理解」
「うまくいかなかった」…でも、それは“あなただけの問題”ではありません 妊娠や出産をめざす中で、「流産してしまった」「着床しなかった」「なぜだか分からない」そうした悩みや不安に直面された方は少なくありません。 医療者としても、「できる限りの
AMH値は正常胚ができる割合に影響しない
AMH値は正常胚率(正常胚ができる割合)に影響を与えることはないことが2023年の下記論文で報告されています。 Fertil Steril 2023; 119: 444 初回採卵とPGT-A(不妊症926名)またはPGT-M(非不妊症214
期待が先行しすぎ?受精卵の“病気リスク予測検査”を考える
最近、「将来病気になりにくい赤ちゃんを選べる遺伝子検査」が話題になっています。 PGT-P(多因子疾患リスク検査)と呼ばれる技術で、受精卵の遺伝情報から将来の病気リスクを予測しようとするものです。 「病気になりにくい胚を選べるな
「遺伝するかもしれない」という不安に新たな選択肢:着床前遺伝学的検査(PGT-M)の進歩
「自分の病気が子どもに遺伝するかもしれない…」遺伝性疾患を持つ方にとって、妊娠や出産は大きな希望である一方、深い不安を伴うことがあります。 近年は、 PGT-M(着床前遺伝学的検査)によって、遺伝性疾患を持たない胚を選んで移植する
精子凍結保存は進化している(新しい「ガラス化凍結」とは?)
❄️精子凍結保存の新しい可能性とは? 妊活や男性不妊治療、がん治療前の妊孕性温存などで行われる「精子凍結保存」。現在、多くの施設では「緩慢凍結(ゆっくり凍らせる方法)」が標準的に用いられています。この方法は長年の実績があり、安全性や信頼性が
受精障害があったときの卵子活性化処理
卵子活性化処理(AOA)は、受精障害の治療として注目されており、受精障害があったときには保険診療での実施が卵子調整加算(診療報酬1000点)として認められています。 厚生労働省の資料(2022年3月4日版) 卵子活性化処理(AOA)には、カ
男性妊活とビタミンD
妊活男性とビタミンD ビタミンDの受容体は、精巣、前立腺、精子にもあり、またビタミンDの代謝酵素は、精巣、射精管、成熟精子、精巣のライディッヒ細胞(男性ホルモンを造る細胞)にも存在しています。 Hum Reprod 2012; 27: 30
女性妊活とビタミンD
妊活女性 と ビタミンD ビタミンDの受容体は、子宮内膜、子宮筋層、卵巣、子宮頚部、乳腺にも存在しています。 日本女性はビタミンD不足の頻度が高いですが、とくに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)では、ビタミンD補充によって排卵状態が改善される可
妊活・がん治療前にも注目!“自宅で精子保存”のメリットと注意点
将来の妊娠に備えて “自宅でできる精子凍結”が広がっています 「仕事が忙しくて通院が難しい…」 「病院で採精するのが緊張する…」 「がん治療前で時間がない…」 そんな男性に向けて、最近注目されているのが “郵送型(自宅採取型)精子
排卵誘発剤を使わない体外受精?~注目される「IVM(体外成熟)」という選択肢~
不妊治療というと「排卵誘発剤を使って卵胞を育てる」というイメージを持つ方が多いかもしれません。 しかし最近では、「まだ未熟な卵子を採取し、体外で成熟させるIVM(In Vitro Maturation:体外成熟)」という治療法が注目されてい
精子が少ないと言われたら…~停留精巣の既往がある男性に知ってほしい治療戦略~
精子が少ないと言われたら… ~停留精巣の既往がある男性に知ってほしい最新治療戦略~ 「精子の数が少ないですね」不妊治療中にそう言われ、不安になったことはありませんか?特に、子どもの頃に「停留精巣(精巣が陰嚢に降りてこない状態)」の手術を受け
卵巣の反応は遺伝子で決まる?~FSH受容体から見えてきた未来の個別化不妊治療~
妊活中のご夫婦からよくいただく質問があります。 💬「同じ年齢なのに、どうして人によって卵巣の反応が違うのですか?」 💬「同じ排卵誘発剤を使っても、効き方が違うのはなぜですか?」 その答えの一つとして近年注目されているのが、FSH受容体(FS
「体質」が関係していた?自然妊娠で起こる卵巣過剰刺激症候群の最新報告
「OHSS(卵巣過剰刺激症候群)」というと、不妊治療の排卵誘発後に起こる合併症というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。しかし実は、ごくまれに自然妊娠でもOHSSが発症することがあります。 🌱OHSSってどんな病気? OHSS(Ova
レトロゾールだけでは不十分?OHSS対策の最新情報
体外受精の採卵では、卵胞をたくさん育てるために排卵誘発剤を使用します。その際に注意したい副作用が、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)です。 OHSSになると、 😣 お腹の張り 💧 腹水 ⚡ 息苦しさ 🏥 重症化すると入院 こういったことが必要に
使用する黄体ホルモンの「種類」で妊娠率が変わる?
妊娠のカギは「黄体ホルモン」にあります 体外受精や胚移植の治療で、必ず出てくるのが黄体ホルモン(プロゲステロン) です。この黄体ホルモンは 子宮内膜を着床しやすくする 妊娠を維持する という、妊娠の土台を支えています。 黄体ホルモンの薬には
凍結胚の「解凍方法」が変わると妊娠率は変わる?
体外受精で受精卵(胚)を凍結保存することが、今では当たり前になっています。でも実は、凍結した胚を子宮に戻す前には「融解(解凍)」という大切な作業があります。今回は、この融解方法に関する最新研究のご紹介です。 そもそも胚の融解って? 凍結保存
胚の融解は「早いほうが良い」? ~たった1分で終わる新しい融解法が注目される理由~
体外受精で凍結保存した胚を移植するとき、「胚を融解(解凍)する」という大切な工程があります。今回は2026年に発表された論文をもとに、「1分で終わる新しい胚融解法」について解説します。 そもそも凍結胚はどうやって戻すの? 現在の体外受精では
体外受精はどこまで進化する:自動化がもたらす希望とは?
🤖 AIとロボットが支える不妊治療の未来 体外受精(IVF)ラボで起きている大きな変化 不妊治療の中でも、体外受精(IVF)の成功を支えているのは「培養室(IVFラボ)」です。採卵された卵子や精子が受精し、赤ちゃんに
AIと不妊治療研究の未来 “便利さ”と“責任”のバランスとは?
“不妊治療の論文”でもAI活用が始まっています 最近、 🤖 AI検索 🤖 AI翻訳 🤖 自動文章作成 AIを使う機会が増えていますよね。実は今、生殖医療の論文作成でもAI活用が急速に広がっています。 今回の論文では、世界的な生殖医療誌「Fe
良い胚を見つけるのはAI?それとも培養士?~最新研究で分かった「AI胚評価」の実力~
体外受精を受けている方なら、「どの受精卵を移植するか」が妊娠への大切な一歩です。その受精卵選びに、今「AI(人工知能)」が活用され始めています。では実際にAIはどれくらい優秀なのでしょうか? 胚の評価は意外と難しい 受精卵の評価は胚培養士が
AIが体外受精をサポートする時代へ ~培養士さんとの協力で妊娠率アップの可能性~
🤖 AIは受精卵選びを手伝える? ~最新研究から見えてきた「AIと培養士さんの理想の関係」~ 体外受精を受けていると、「どの胚を移植するか」がとても重要です。 この判断は、👩🔬 培養士(エンブリオロジスト)が顕微鏡や画像を見ながら行ってい
オメガ3系脂肪酸:妊活中の女性&男性にお勧めできるか?
オメガ3系脂肪酸 代表的なオメガ3系脂肪酸は、αリノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエン酸(DHA)です。 主要なALA源は、植物油(特にキャノーラ油および大豆油)です 亜麻仁油は、大豆油やキャノーラ油より
子宮内膜は厚いのに妊娠しない(最新研究が教えてくれる大切なこと)
体外受精を受けていると、「内膜は何mmですか?」という言葉をよく耳にします。実際、下記のような子宮内膜の厚さが重要な指標として使われています。 ✅ 7mm以上 ✅ 8mm以上 ✅ 10mmあると安心 でも最近、「内膜の厚さだけでは分からない
「不妊治療がつらいのは、あなただけじゃない~研究が教えてくれた心のケアの大切さ」
不妊治療がつらいのは、あなただけじゃない 「どうして私だけ妊娠できないのだろう…」妊活や不妊治療を続けていると、そんな気持ちになることはありませんか?実は、不妊は身体だけの問題ではありません。 今回ご紹介する研究では、不妊を経験した36人の
「私の経験が誰かの役に立つなら」 不妊治療を経験した女性たちが研究参加を決めた理由とは?
不妊治療の進歩は、体外受精・遺伝子検査・胚培養技術など、多くの研究によって支えられています。 しかし、「研究に協力してください」と言われたら、 🤔「少し不安…」 🤔「どんなことをするの?」 🤔「本当に安全なの?」 と思う方も多いのではないで
胚移植をキャンセルすべき?“子宮内液”と妊娠率のリアル
「子宮に水がたまっています」と言われたことはありませんか? 体外受精の胚移植前に、 「子宮内に液体(子宮内液)が見えます」と言われ、不安になった経験がある方もいるかもしれません。 実は最近、 “正常な染色体を持つ胚(eu
「原因不明不妊」と言われたあなたへ ~それは「原因がない」ではなく、「まだ分かっていない」という
「検査は全部正常です。」 「原因不明不妊ですね。」 診察室でそう言われて、 💭「結局、何が悪いの?」 💭「治療して意味があるの?」 💭「本当は何か見落とされているのでは?」 そんな気持ちになったことはありませんか? 実は、多くの患者さんが同
妊活を始めたら知っておきたい「葉酸」の話
知っておきたい「葉酸」の話 1. 葉酸ってなに?なぜ大事? 葉酸は、ビタミンB群のひとつで、妊娠初期にとくに重要な栄養素です。胎児の脳や脊髄など「神経管」の正常な形成に必要不可欠とされており、不足すると神経管閉鎖障害(例:二分脊椎、無脳症)
妊娠の前から始めるヘルスケア:『プレコンセプションケア』のススメ
将来の妊娠・出産のために、今からできることがあります。 「プレコンセプションケア(略して“プレコン”)」とは、「妊娠前の心と体の健康管理」を意味する言葉です。妊娠が分かってからではなく、“その前”からライフプランに沿った準備をすることで、自
受精卵の“殻”は本当に必要?体外受精の常識を見直す研究とは
「受精卵の“透明な殻”って大事なの?」という研究が話題です 体外受精では、 受精卵(胚)を大切に育てながら、妊娠につながる胚を選んでいきます。そのとき、胚の外側を包んでいる「透明帯(zona pellucida)」という“透明な殻
「精液の質」は精子だけじゃない?妊娠に関わる意外な成分とは
精液の質は「精子の数」だけではありません 妊活というと、どうしても精子の数や運動率に目が向きがちです。しかし最近の研究では、精液には精子以外にも妊娠に重要な役割を持つ成分が含まれていることが分かってきました。その一つが「サイトカイン」です
妊活情報があふれる時代だからこそ―WHOが示した正しい不妊検査とは?
妊活を始めると、SNSやインターネットにはたくさんの情報があふれています。 「まず何を検査すればいいの?」 「AMHが低いと妊娠できない?」 「サプリは本当に必要?」 🌍 そんな疑問に対し、WHO(世界保健機関)は初めて世界共通の不妊症ガイ
SNSの情報に振り回されないために(体外受精の“本当の成功率”)
“ネットの妊活情報”に不安になっていませんか? 最近は、 SNS・ YouTube・ ブログ・ 広告などで、不妊治療の情報を簡単に見られる時代になりました。しかし実は、ネット情報には“誤解を招く内容”
最新情報だから正しいとは限らない(不妊治療とエビデンスの大切な話)
妊活中は、SNS・インターネット・医学論文などから、たくさんの情報を集める機会がありますね。 でも実は、発表された研究が後になって「信頼性に注意が必要」と判断されることもあるのです。 今回の論文は、新しい治療法の報告ではなく、「この研究デー
発表された研究が取り消されることも?信頼できる医療情報とは
SNS・インターネット・論文などで、たくさんの医療情報に出会います。 でも実は、発表された研究が後から見直されることもあるのです。 今回の論文は、新しい治療法の話ではありません。「過去に発表された研究の信頼性に疑問があるため注意してください
DHEAは本当に妊娠率を上げる?研究の信頼性から考える妊活
不妊治療について調べていると、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というサプリメントを目にすることがあります。 DHEAは、 卵巣機能をサポートする可能性 採卵数や妊娠率の改善 が期待され、一部の施設で使用されています。 しかし今回の論
流産後の手術、本当に“早い方が良い”?最新研究が問いかけること
妊活中の方にとって、流産はとてもつらい経験です。「早く手術をして終わらせたい」そう思うのは自然な気持ちです。 流産では、 自然に排出を待つ方法 お薬を使う方法 子宮内容除去術(手術) などの選択肢があります。 反復流産の女性を対象とした今回
流産手術は将来の妊娠に影響する?
「流産の手術を受けたけれど、次の妊娠に影響しないかな…?」そんな不安を持つ方も多いのではないでしょうか? 今回の研究では、反復流産を経験した1,473人の女性を対象に、「流産手術」や「帝王切開」がその後の妊娠に与える影響を調べました。 まず
子宮頚管無力症 “子宮の縫い糸”という選択肢
「妊娠してもいつも途中で流産してしまう…」 そんなつらい経験の背景に、「子宮頸管無力症」が隠れていることがあります。 子宮頸管無力症とは、赤ちゃんが大きくなる途中で子宮の出口(頸管)が開いてしまい、妊娠中期の流産や早産につながる病気です。
不育症検査で細菌が見つかったら、本当に治療が必要?
流産を繰り返してしまう「不育症」。 原因が分からないことも多く、「何か治療できる原因が見つかれば…」と思う方も少なくありません。 近年、子宮頸管から採取した検体で「マイコプラズマ」や「ウレアプラズマ」という細菌が見つかった場合、不育症との関
繰り返す流産と子宮の細菌感染―新しい研究が示した可能性
🦠「検査をしても原因が分からない…」 反復流産で悩むご夫婦から、よく聞かれる言葉です。 🦠 今回の研究では、原因不明の反復流産の女性1,583人を調べたところ、約20%にマイコプラズマやウレアプラズマという細菌が見つかりました。 🦠これらの
「どうしてまた…」に寄り添う 反復初期流産の原因と治療について
妊娠したのに、また赤ちゃんが育たなかった—— 何度もその悲しみを経験された方にとって、「どうして自分だけ…?」という気持ちは計り知れません。 今回は、**2回以上の早期流産(妊娠10週未満)**を経験された方を対象とした、最新のカナダ生殖医
流産を繰り返しても希望はある?正常胚移植から見えてきた新しい可能性
「流産を繰り返してしまう…」 そんなつらい経験をされた方は少なくありません。 🩺 反復流産(RPL)は、2回以上の流産を繰り返す状態です。しかし実は、詳しく検査をしても約半数では明確な原因が見つからないとされています。 今回紹介する研究では
未来の家族のために―妊活を考え始めたら知っておきたいこと
妊娠は“いつでもできる”わけではない? 「まだ若いから大丈夫」 「そのうち自然に授かるはず」 そう思っていても、実は妊娠する力(妊孕性)は少しずつ変化していきます。 ⚠️ 女性では年齢とともに卵子の数や質が低下し、30代後半から妊娠率が下が
体外受精の卵巣刺激で使うFSH製剤―最新研究からわかったこと
採卵で使う注射薬、「レコベル®」と従来薬に違いはある? 体外受精(IVF)では、より多くの良質な卵子を育てるために「卵巣刺激」を行います。その際に使用される代表的な薬剤のひとつがFSH(卵胞刺激ホルモン)製剤です。 今回は、2025年に発表
体外受精の“卵巣刺激”、何が正解?(2025年最新版)
採卵のための卵巣刺激法はどれが一番よい? 👉 正解は1つではありません 現在は 👉 GnRHアンタゴニスト法が第一選択 理由 ・妊娠率は他と同等 ・OHSSが少なく安全性が高い 薬は多いほど妊娠しやすい? 👉 いいえ、多くしても効果は上がり
妊娠を希望する方へ~筋腫手術前の治療薬の新しい選択肢~
子宮筋腫手術前のお薬に新しい選択肢 子宮筋腫は、月経量の増加や貧血、月経痛の悪化だけでなく、不妊や流産の原因になることがあります。 妊娠を希望する方では、子宮を残しながら筋腫だけを取り除く「筋腫核出術」が選択されることがあります。 実は、こ
体外受精がうまくいかない原因かも? FIGOタイプ ③ 筋腫と妊娠率改善への挑戦
子宮の奥に隠れた筋腫、実は妊娠の妨げになっているかもしれません 「子宮筋腫があると言われたけれど、子宮の中には飛び出していない③(下記①②ではない)から大丈夫?」 実は近年、FIGOタイプ③筋腫と呼ばれる筋腫が、不妊や着床不全に関係する可能
望妊治療と子宮筋腫
子宮筋腫は、50歳までに最大75%の女性に認められる良性疾患です。 月経がある間は次第に大きくなりますが、閉経すれば大きくなることはなく、かえって縮小すると考えられます。 このため挙児希望がなければ、出血などの症状がある子宮筋腫
帝王切開後の子宮、実は“厚さ”だけでは分からない?
帝王切開を経験した方へ “子宮の傷あと”が妊娠に影響することがあります 帝王切開は、赤ちゃんを安全に迎えるための大切な手術です。 一方で近年、帝王切開後の“子宮の傷あと(瘢痕)” が、その後の妊娠や不妊に関係する可能性が注目されています。
“何個凍結すれば安心?”卵子凍結のリアルな妊娠率が分かってきました
将来の妊娠に備えたい方へ 卵子凍結の“その後”が分かる大規模研究が発表されました 最近、 「卵子凍結(卵子保存)」を選ぶ女性が増えています。でも実際には、🤔 「本当に妊娠できるの?」🤔 「何個くらい凍結すればいいの?」🤔 「何歳ま
ARTで生まれた女の子に“生理痛”が増える?ノルウェー45万人研究
「体外受精で生まれた子の将来」はどうなる? 体外受精(ART)は、赤ちゃんを望む多くのカップルにとって大切な治療になっています。 一方で、「将来の子どもの健康は大丈夫?」「女の子の妊娠しやすさに影響する?」と気になる方もいるかもしれません。

