簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

痩せ薬(GLP-1)~不妊治療の専門医への意識調査から見えてきたこと~

2026/09/10#研究論文ご紹介

~不妊治療の専門医への意識調査から見えてきたこと~

「痩せ薬を使いながら妊活してもいいの?」
そんな疑問を持つ方が増えています。
今回は、不妊治療の専門医自身が
「この新しい薬をどう捉えているか?」
という調査結果と合わせてご紹介します。

❓ GLP-1受容体作動薬って何?

もともとは糖尿病治療薬でしたが、📉 平均15〜21%の体重減少という高い効果が示され、肥満治療薬として注目されるようになりました。

❓ 不妊治療の医師たちは、どう考えてる?

アメリカの不妊治療専門医35人への調査は下記の結果でした
📊 「処方は診療範囲内」との回答51%
📊 実際に処方経験があるのは33%
📊 今後1〜2年で処方を検討・継続予定は51%

❓ なぜ処方をためらう医師が多いの?

🚧 明確な処方ガイドラインがない(57%)
🚧 薬の仕組みや副作用への理解不足(52%)
主な理由として挙げられました。
まだ発展途上の分野であることが伺えます。

❓ 妊活中に使う場合、何に気をつければいい?

気になるデータもあります。
妊娠前後にこの薬を急にやめると、
📈 体重が急激に戻りやすく
📈 早産・妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群
リスクが上がったという報告があります。
「やめれば元通り」ではないのです。

❓ じゃあ、どうするのがいいの?

専門家は、🍽️ 栄養指導🏃 生活習慣のサポートを含めた"体制"の中で使うことを推奨しています。単に「薬を出して終わり」ではなく、妊娠までの計画を含めた継続的なサポートが大切、ということです。

🌈 まとめ

📋 院長からのコメント

GLP-1薬は非常に効果的な体重管理薬ですが、妊活・妊娠との組み合わせ方はまだガイドラインが整っていない発展途上の分野です。この調査は35人という小規模な専門医アンケートと専門家の考察に基づくものであり、断定的な結論ではありません。
使用を検討されている場合は、自己判断でやめたり続けたりせず、必ず主治医と相談しながら計画を立ててください。

📚 出典

Vitek WS, Bollig KJ. A new tool requires a new approach: glucagon-like peptide-1 receptor agonists and the scope of fertility care [Reflections]. Fertility and Sterility Reports. 2026;7(4):267-268. および Wolfe EL, Bartl L, Burks H, et al. Weight loss medication prescribing practices among fertility specialists: a cross-sectional survey study. Fertility and Sterility Reports. 2026;7(4):290-292.

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事10月4日 心理セミナー「望妊ストレスとの上手な付き合い方」& お話会次の記事9月5日 初診前説明会を開催しました

記事一覧へ