【津高本院】不妊治療のページです
抗うつ薬を飲みながらの体外受精、妊娠率は下がるの?
4万人以上のデータが示した"安心できる"結果
不妊治療中、
気分の落ち込みや不安を
抱える方は少なくありません。
「抗うつ薬を飲んでいると
体外受精の成功率が下がるのでは」
そんな不安から、
自己判断で薬をやめる方もいます。
❓ どんな研究だったの?
デンマークで、
2006〜2019年の13年間、
📊 44,542人の女性
📊 123,146件の胚移植
を対象にした
国全体の大規模な研究が
行われました。
❓ 何を比較したの?
💊 移植時に抗うつ薬を使っている方
💊 最近まで使っていて、やめた方
🚫 使ったことがない方
の3グループで、
妊娠率・出産率を比較しました。
❓ 結果は?
年齢や体重、持病などを
考慮したうえで比較しても、
📊 明確な差はみられませんでした。
❓ つまり、どういうこと?
「抗うつ薬を使っているから
体外受精がうまくいかない」
ということは
なさそうだ、ということです。
🌈 まとめ
✅ 抗うつ薬の使用と体外受精の妊娠率・出産率に明確な関連はみられなかった
✅ 最近まで使っていた方も、使ったことがない方と同程度の結果だった
✅ 自己判断で薬をやめず、必ず主治医と相談してから決めることが大切
📋院長からのコメント
抗うつ薬を使用している方でも、体外受精の妊娠率・出産率に明確な低下はみられませんでした。心の治療を続けながら、不妊治療に取り組めることを示す安心材料の一つです。
ただし、薬の種類や症状は一人ひとり異なります。自己判断で中断すると症状が悪化することもあるため、必ず主治医や精神科医と相談して治療方針を決めてください。
📚 出典
Jølving LR, Munk-Olsen T, Torseth O, Fedder J, Nørgård BM, Larsen MD. Use of antidepressants and assisted reproductive technology treatment outcomes: a Danish nationwide register-based cohort study. Fertility and Sterility. 2026;125(6):1088-1097.