【津高本院】不妊治療のページです
#研究論文ご紹介 の記事
ARTで授かった赤ちゃんの出産リスク ― 男性不妊と女性不妊で違いがある?
体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)といった生殖補助医療(ART)は、多くのご夫婦の夢を支える治療法です。でも「ARTで授かると赤ちゃんにリスクはあるの?」と心配される方も少なくありません。 🔎 研究でわかったこと ノルウェーで2000
ARTで授かる赤ちゃん ーーー小さなリスクを正しく知ろう
体外受精や顕微授精(ICSI)で生まれる赤ちゃんは年々増えています。でも、**「自然妊娠と比べて、赤ちゃんにリスクはあるの?」**と心配になる方もいらっしゃるでしょう。 今日は、最新の研究をもとに「ARTで生まれる赤ちゃんのリスク」について
アシステッド・ハッチングって必要? 最新研究から見えた意外な結果
体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)の世界には「アシステッド・ハッチング(AH)」という技術があります。これは、受精卵が子宮に着床しやすいように、外側の膜(透明帯)に小さな穴を開ける方法です。 「少しでも妊娠率を上げたい!」と思うと魅力
なぜ着床しないの?子宮内膜のタイプ別に分かったこと
妊活をしている多くのカップルが悩むことのひとつに、**「なぜ良い胚を戻しても着床しないのか?」**があります。最近の研究では、子宮内膜の状態がカギを握っていることがわかってきました。 これまでは「着床の窓(Window of implant
精子と受精の関係 〜「男性因子」がカギになるとき〜
体外受精や顕微授精(ICSI)は、不妊治療において大きな希望を与えてくれる方法です。しかし、「卵子を戻したのに、受精卵がほとんどできなかった…」というケースが存在します。 これまで、受精がうまくいかない原因は主に「卵子側」にあると考えられが
未熟な卵子を救う新しい可能性 ― レスキューIVMとは?
体外受精(IVF)では、多くの場合「成熟した卵子」が受精に使われますが、実際に採卵してみると 約10〜15%はまだ未熟な卵子 が含まれています。これまでは、その多くが「使えない」とされ、破棄されることが一般的でした。 しかし最近、「未熟卵を
顕微授精(ICSI)は本当に必要?普通の体外受精(IVF)との違いを解説
妊活を考えるカップルにとって、**「体外受精(IVF)」と「顕微授精(ICSI)」**の違いはとても気になるポイントです。 「顕微授精の方が確実に妊娠しやすいのでは?」と思われる方も多いですが、実は最新の大規模研究で、少し意外な結果が報告さ
妊娠初期に大切な「葉酸」と「ビタミンB12」:赤ちゃんの居場所を育てる栄養のおはなし
妊娠を考えるカップルにとって、「葉酸をとりましょう」と聞いたことがある方は多いと思います。実は葉酸は、赤ちゃんの体を作るだけでなく、赤ちゃんの居場所=胎盤を育てる力にも関わっていることが分かってきました。 オランダで行われた大規模研究では、
身近な薬が赤ちゃんの卵に影響? 最新研究から学ぶこと
💡 研究でわかったこと 妊活中のみなさんにとって「体調管理」はとても大切なテーマですよね。特に頭痛や発熱のときに使う**パラセタモール(アセトアミノフェン、カロナール®など)**は、「妊娠中でも比較的安全」と広く知られています。ところが、最
PCOSがなくても?インスリン抵抗性と体外受精の関係
「インスリン抵抗性(IR)」という言葉を聞いたことはありますか? これは、体の細胞がインスリン(血糖を下げるホルモン)にうまく反応できない状態を指します。糖尿病やPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と関係があることは知られていますが、PCOSがな
PCOSとインスリンの関係 ― なぜ大切なの?
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害やホルモンバランスの乱れによって、不妊の原因になることがあります。最近の大規模研究から、PCOSの女性の多くが「インスリンの働き方」に特徴的な変化を持っていることが分かってきました。 💡 インスリン
「インスリン抵抗性ってなに?妊娠にどう関わるの?」
妊活をしていると「卵子の質」や「子宮内膜の状態」が大切だと耳にすると思います。実は、その背景にある“代謝のカギ”の一つが インスリン抵抗性(IR) です。 インスリンは血糖を下げるホルモンですが、体がそれに反応しにくくなる状態を「インスリン
PCOSと体重管理:BMIが妊娠に与える影響とは?
体外受精(IVF)や凍結胚移植(FET)を受ける際、みなさんがよく気にされるのが「体重(BMI)」のことです。最近、中国で行われた研究では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とインスリン抵抗性を持つ女性において、BMIが妊娠の結果に大きく影響す
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)って本当に診断されにくい?
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、月経不順や排卵障害、ホルモンのアンバランスによって不妊の原因となることの多い病気です。実は、女性の10〜13%が抱えているといわれており、決して珍しいものではありません。それなのに…なんと約70%の女性は診
PCOSと子宮内膜の関係 ― 新しい研究から見えてきたこと
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害やホルモンのアンバランスによって妊娠しにくくなる代表的な病気の一つです。PCOSの治療といえば「卵巣」や「排卵」に注目が集まりがちですが、最近の研究で「子宮内膜」にも重要な問題があることが分かってき
AIで赤ちゃんに出会える日が早まる?―最新の胚選択技術
体外受精(IVF)に取り組むカップルにとって、「1日でも早く赤ちゃんに出会いたい」という願いは共通です。ところが、胚移植をしてもすぐに妊娠が成立するとは限らず、何度かの移植を経てようやく出産に至るケースもあります。 そこで注目されているのが
解釈できるAIで変わる?胚選択の新しいカタチ
「見た目が同じ受精卵、AIならどう選ぶ?」 体外受精(IVF)では、複数の胚が同じように見えることがあります。 胚の「形の良さ(形態グレード)」で選ぶのが一般的ですが、同じグレードでも妊娠率が異なることは珍しくありません。 そこで登場したの
子宮内膜症と向き合うあなたへ 〜生活の質と妊活を考える〜
はじめに 子宮内膜症は、妊娠を希望される女性の中でもよくみられる病気です。生理痛が強い、慢性的なお腹の痛みが続く、不妊が心配…そんな不安を抱える方も少なくありません。今回ご紹介する研究では、子宮内膜症を持つ女性は30代から40代後半にかけて
子宮内膜症と免疫疾患の意外なつながり
「子宮内膜症と免疫の病気、実はつながっている?」 子宮内膜症は、不妊症や月経困難症の原因としてよく知られています。 最近の国際研究で、この子宮内膜症と、膠原病や関節リウマチなどの免疫系の病気との間に、深い関係があることが分かってきました【H
閉経が早まる?子宮内膜症と卵巣機能の最新研究
「子宮内膜症の人は閉経が早い?最新の国際研究から」 子宮内膜症は、不妊や月経痛の原因としてよく知られていますが、 閉経の時期やタイプにも影響を与える可能性があることが、今回の大規模国際研究で示されました【Farland LV et al.,
排卵をお休みするメリット、知っていますか?
「“卵巣を少し休ませる”という新しい発想 〜オバリオスタシスとは?〜」 私たちの体は、毎月の排卵と月経を繰り返すことで妊娠のチャンスを作っています。 しかし実は、この「排卵の多さ」そのものが、子宮内膜症、卵巣嚢胞、過多月経、月経困難症など、
ヒューマンエラーは防げる?生殖医療の安全管理の最前線
不妊治療の現場は、顕微授精(ICSI)、受精卵培養、胚移植、遺伝子検査など、とても高度で繊細な作業の連続です。だからこそ「万が一のエラー」が大きな影響を与える可能性があります。 でも安心してください。実際の医療現場では、「エラーをなくす」こ
体外受精の裏側:取り違えゼロを目指す“見えない監視システム”とは
「自分たちの受精卵、本当に間違いなく扱われているのかな…」体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)を受ける際に、多くのカップルが一度は感じる不安です。 今回ご紹介するのは、オーストラリアの研究チームが7万件以上の手技記録をもとに分析した「体
反復流産に潜む“免疫の過活動”とは
「なぜ流産を繰り返すのか?」―子宮内膜から見えた新しい手がかり 妊娠は受精卵と母体の「共同作業」です。その中でも、受精卵が着床する子宮内膜は、妊娠の成立と維持に欠かせない役割を果たしています。 近年の研究で、反復流産(Recurrent P
卵子は何個あれば妊娠できる? ― 最新研究が示す“ちょうどいい数”
体外受精(IVF)で採卵した数を聞いて、「少なくて不安…」「たくさんあれば安心?」 と感じた方は多いのではないでしょうか? 最新の大規模研究では、採れた卵子の数と1年以内に出産できる確率(累積出生率, CLBR) の関係が詳しく調べられまし
卵子凍結はいつがベスト?年齢と目的からみた最新データ
「将来のために卵子を凍結しておこうかな?」 そんな選択を考える女性が増えています。卵子凍結は、がん治療など医療上の理由はもちろん、「今は仕事や学業を優先したい」「結婚のタイミングがまだ」などライフプランに合わせて活用できる方法です。 今回オ