簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

反復流産に潜む“免疫の過活動”とは

反復流産に潜む“免疫の過活動”とは

2025/09/15#研究論文ご紹介

「なぜ流産を繰り返すのか?」―子宮内膜から見えた新しい手がかり

妊娠は受精卵と母体の「共同作業」です。その中でも、受精卵が着床する子宮内膜は、妊娠の成立と維持に欠かせない役割を果たしています。

近年の研究で、反復流産(Recurrent Pregnancy Loss:RPL)の女性は、排卵後ではなく**排卵前の子宮内膜(増殖期)**から、すでに免疫の働きに違いがあることが分かってきました【Koot YE et al., 2025】。

研究の概要

オランダと英国の研究チームは、反復流産の女性と健常な女性の子宮内膜を比較。
その結果、増殖期の子宮内膜で免疫関連遺伝子の発現が高まっているパターンがRPL群に多いことを発見しました。

この「免疫過活性化」は、着床前から子宮内環境に影響を与え、胚を受け入れにくくしている可能性があります。

この発見の意味

医師からのメッセージ

「流産を繰り返す理由が分からない」という方にとって、この研究は大きな希望です。着床や妊娠維持は、受精卵だけでなく母体側の準備状態にも左右されます。

もし流産が続く場合は、免疫や子宮内膜の検査を視野に入れて、治療の幅を広げていきましょう。

≪出典≫

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事体外受精の裏側:取り違えゼロを目指す“見えない監視システム”とは次の記事風疹抗体検査と風疹ワクチン接種

記事一覧へ