医療安全に対する当院の取り組みについて
当岡山二人クリニックは、
- 開院時(平成8年)より、情報の共有化、また事象の再発防止目的で、報告制度を導入しています。
(他施設にはない取り組み、全て報告へ=報告連絡相談=ホウレンソウ) - 報告された事象については、クレームからアクシンデまでの、原因検索、対策を毎月実施し、継続的改善、再発防止に努めています
- スタッフは毎月「提案」や「良いこと発見」提出が提言されています。
日常業務から困ったことや、事例を通して、提案がなされ、様々な改善事項も実施されています - 継続的改善へは、医療者のみならず、被医療者の皆様のご理解とご協力も必須です
- 様々なシステム運用について
①携帯メール登録による、送信システムについて
診療予約について、患者様の時間的都合での予約が可能。診療案内に移動の時間が短縮され、待ち時間軽減、プライバシーの保護等。引落手続き終了の方へ会計請求金額の案内他
②診察室入室後の鍵の使用(施錠)←プライバシーの確保
③診察券をカードリーダーに通す←本人確認(写真登録も)・基礎体温表(記録道)で事前確認可能
④注射説明室にて、医療者と患者様によるダブルチェックの実施
例:注射の時・・内容確認(アンプルで)アルコール禁の方(毎回の申し出もお願いします)
体調不良時の申し出等は、来院時に事前報告お願いします。
薬剤の時・・内容確認(薬剤名・錠数等)薬剤準備者・説明対応者が確認(サイン)実施
→患者様とのダブルチェックの実施
例:採血の時・・アルコール禁の方(毎回の申し出もお願いします)
⑤指示書受け取り後には、必ず受付横(階段下)の確認コーナーでの確認を済ましてお帰りください。
⑥電話受付自動振り分け:①予約に関する②検査結果③書類関連④その他問い合わせ(診療加算対象)電話での対応は「作業を中断する」となり、結果的には来院の方への待ち時間発生にもなります。
不明点は事前にメモに準備・診察時に確認・診療後不明点あれば随時相談利用等をお勧めいたします。今後も皆様のご理解とご協力(1.~5.患者様参加型診療)をお願いし、快適診療環境を皆様と共に創りましょう。不明点は、お気軽にお声かけください。
お勧めします!
- 不明点・不安時には、相談利用をご案内します(センター登録の方随時無料)
- 2階で、パスワード登録後、院内情報システム内の「Q&A」・「フリートークノート」等もご利用、情報の双方向にご活用ください。自宅での閲覧も可能です。ご意見お待ちしています!
設置場所
1F自動受付機コーナー左角【管理者直行便(指定用紙)】
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何か提案・改善点・時には良い点も、管理者直行便への対応も可能です。
医療安全活動報告2014.04~2015.03
2014年4月 1日(火)9:00~17:00新人オリエンテーション
女性6名対象(医事部・看護部)担当:業務局長
内容:当院での勤務(労務)面・施設面・業務面での注意点、及びシステムについての説明
医療従事者として、心構え、情報の共有化、報告連絡相談の重要性他
2014年5月21日(火)14:45~15:15避難訓練(通報訓練)
男性3名女性46名総計49名参加担当:防火管理者
訓練目的:通報訓練(紙面上での確認事項)
新人教育として、
①通報(夜間緊急連絡網含む)、②旧館自家発電作動の体験
②については、2009.10以降の入職者及び、看護部の方は全員参加(体験)
火災発生時のポイント!①初期消火②119連絡③避難誘導
自衛消防の組織と任務分担の再確認:通報連絡班(日々不在時代行明記、勤務表参照)
各部門の当日のリーダー、担当者は各役割を把握しておくこと
避難誘導担当:火災の状況を把握し、安全な非難誘導にあたる
発生箇所により、より遠方の避難経路を選択する
2-E-108再確認の薦め
夜間緊急連絡網のテスト実施(2013.11.13)からの気付き(問題点・改善点報告)
2014年6月4日(水)~その他(採血を受けられる患者さまへ)
「採血」は病気の診断や病状の把握を行う検査のため血液を採取する医療行為です。
本人確認や、事前にお申し出などの注意ご案内の提示を開始しました。採血後は
揉まずにしっかり押さえましょう。
2014年6月10日(火)13:00~16:00医療安全・経営理念他
女性10名対象(医事部・看護部・支援部)担当:リスクマネジャー・理事長
不具合発生時の対応・報告・確認・情報共有・レベル判定・再発防止について
当院の品質目標・行動指針・個人目標(提案・良いこと発見)他について
2014年6月24日(火)14:35~15:30CRP訓練
男性2名女性48名総計50名参加担当:リスクマネジャー
訓練目的:1月CPR訓練では主にラボの動きの確認を行った。
今回は看護部の新人も含め、採卵中の緊急時対応のデモンストレーションを行い、
確認事項を明確にする。昨年までの反省 (外来子宮鏡中デモ)・変更改善事項
設定:採卵・麻酔中、心停止が起きた。
役割:採卵医師:吉岡医師、採卵担当Ns:直介Ns:間介Ns:日直Ns:1階リーダーNs
培養室リーダー:他培養関連業務者2名:相談部1名:医事クラーク:事務室1名
緊急時対応の連携の手順の再確認!
2014年7月23日(火)15:00~15:30消火活動の実際(消火栓の使用)
男性2名女性44名総計46名参加担当:防火管理者
訓練目的:消火活動の実際(消火栓を実際に使用してみる)使用方法・水圧体験他
各フロアーの消火栓の位置の再確認、かなりの水圧にビックリ!火災時には、「人命優先!」
2014.08.29防火管理者新旧バトンタッチ!
1997年より大きな事象もなく、訓練時の想定には、いつもご理解ご協力ありがとうございました。(杉山解任)・・(門田選任)今後とも活動によろしくお願いします。
医療現場における感染防止について
担当:感染対策委員会講師寺田医師
2014年9月16日(火)14:40~15:40CPR訓練(災害看護研修報告)
男性2名女性43名総計45名参加担当:リスクマネジャー
訓練目的:災害看護研修受講後の体験参加、災害時の院内対応(搬送方法)について
内容:三角巾を包帯として、前額部負傷の時の包帯の巻き方他
毛布を利用しての搬送方法(各グールプで)
当院の簡易(既存)担架シートを用いて
自然災害の少ない岡山ですが、いざという時には、、
2014年10月1日~31日全スタッフ対象で、医療安全強化月間キャンペーン実施
担当:専任医療安全管理者
各スタッフ1か月間、左記カードを着用し、より意識化へ。
2014年10月21日(火)14:50~15:40医療安全CPR訓練に準じて
「意識障害・ショックに対する考え方・初期対応について」
男性2名女性48名総計50名参加担当:専任医療安全管理者
研修目的:岡山二人クリニック医療安全月間で学ぶ(医療安全月間勉強会)
内容:「意識障害・ショックに対する考え方・初期対応について」講師:羽原医師
意識障害と意識消失の違い・意識障害患者発生の状況による違い
ショックとは、組織を灌流する血液量の低下により組織が低酸素状態になり,機能障害を呈する。循環血液量減少性ショック:出血・体液喪失・血液分布異常性ショック:
アナフィラキシーショック・敗血症性ショック、神経原性ショック(血管迷走神経性反射性血圧低下)他
2014年10月26日23:50~27日1:20夜間停電発生!(地域天候による)
23:50頃:当津高地区周辺停電発生(当直者と確認作業し)自家発電作動開始を確認
復旧の予測未定にて(ホームページより)
0:00~:防災管理者により、培養室担当者出動要請し、当直者、防災管理者、胚培養士、3名にて
館内(入院病棟)関連各所の安全・保安・管理把握
~1:20:完全復旧にて、自家発電自動停止を確認
館内要所の作動確認他(培養関連、空調関連、電子機器関連他異常なし)
地域性の停電もあり、情報の収集方法を周知(中国電力ホームページ停電情報を参照)
:27日燃料追加作業済
2014年11月18日(火)15:00~15:40避難訓練
男性2名女性49名総計51名参加担当:防火管理者
研修目的:防火対象物全体の総合訓練
内容:防火管理体制、火災の基礎知識、院内消防設備、避難経路等を確認教育
夜間緊急連絡網の周知確認
・消防設備の設置場所、避難経路を改めて確認する機会となった
2014年11月25日(火)その他(駐車場拡大及び整備)
駐車場内は一方通行、徐行、駐車場での管理は自己管理でお願いします。
拡大整備に伴い、火災その他時の屋外集合場所を、変更しますので、ご周知お願いします。
「二人クリニック」の看板周辺に集合!緊急車両の搬入に注意!
2015年2月~その他(基礎体温管理システム導入開始)
基礎体温表は重要な資料となり、ご本人と当院のみで確認が可能です。電子化されることで、来院時には、事前に体温表を確認することが可能です。体温表の持参忘れも心配いりません。
2015年2月17日(火)習熟度試験実施全スタッフ対象
今年も、恒例の各部門別課業、組織システム、望妊治療の3部門での試験を全員が受けました
個々が現在の理解度を知る機会となり、また結果に一喜一憂しました。
・毎月貴重な時間を創生し、院内スタッフ教育、手順の確認、問題点の抽出を行い、
皆様と共に、「安心・安全の提供」に努めていきます。
システム関連については、今後とも皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
専任医療安全管理者・防災管理者杉山喜代美