簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

受精の成功率はトリガーで変わる?健康反応者における最新の考え方

2026/02/19#研究論文ご紹介

採卵前の「トリガー注射」、実は定義がバラバラ?

体外受精(IVF)では、採卵の約34〜36時間前に
卵子を最終成熟させるための注射を行います。
これを排卵(卵子成熟)トリガーと呼びます。
最近よく耳にするのが、

という言葉ですが、実はこれらは論文や施設によって意味が異なることがあります。

今回の論文がはっきりさせた定義

この論文では、次のように明確に定義されました。

この定義を統一することで、
研究結果を正確に比較できるようにしています。

対象は「健康反応者(healthy responders)」

このレビューで対象となったのは、

といった卵巣反応良好と予測される患者さんで、つまり
👉 一般的な体外受精患者さんに近い層
を対象にしたデータです。

結論:妊娠率・出生率に明確な優劣はなし

高品質なランダム化比較試験(RCT)のみを集めて解析した結果、
👉 hCG単独、デュアル、ダブルのいずれでも
生児獲得率(出産率)に明確な差は認められませんでした。

一部の研究では、

は見られましたが、
最終的な出産率を確実に上げるとは言えない
という結論です。


なぜ「効果がありそう」に見えることがあるの?

著者らは、その理由として次を挙げています。

👉 方法そのものより、「誰に使うか」が重要
ということです。

患者さんにとっての大切なメッセージ

といった場合に、
デュアルやダブルが検討されるのが現実的です。

まとめ:トリガーは「オーダーメイド」

「なぜ今回はこの注射なのか?」
その説明を受けることは、
治療への安心感につながります。

≪出典≫

Beebeejaun, Yusuf, et al.“Reply of the Authors: Triggering Oocyte Maturation in IVF Treatment in Healthy Responders: A Systematic Review and Network Meta-Analysis.”Fertility and Sterility, vol. 124, no. 5P2, 2025, pp. 1136–1137.

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事採卵前の「最後の一手」!!!排卵トリガー注射、どれ選ぶ?次の記事【看護部より】 エコバッグなどをお持ちください

記事一覧へ