【津高本院】不妊治療のページです
妊娠しやすいカラダづくり:体重のちょっとした変化が未来を変えるかも?
「少しの体重変化が、あなたの妊活を後押しするかもしれません」
最近、イギリスで約25万人もの女性を対象にした大規模な研究が行われました。この研究では、BMI(体格指数)が25以上の、いわゆる「肥満または過体重」に分類される女性を対象に、体重の変化と妊娠の関係を調べています。
その結果、体重を10〜25%減らした女性は、体重が変わらなかった女性よりも妊娠する確率が約5%高かったことが分かりました。
特に、もともとBMIが高め(例:BMI 40以上)の方では、妊娠のチャンスが20%以上上がるという結果も!また、体重を減らした女性では、
- 妊娠糖尿病になるリスクが約42%低下
- 緊急帝王切開のリスクが約18%低下
という良い結果もみられました。
一方で、流産や早産、赤ちゃんの出生体重(小さすぎる・大きすぎる)には明確な差はありませんでした。
🍎なぜ「適正な体重」が妊娠に良いの?
体重が増えすぎると、排卵のリズムが乱れたり、インスリン抵抗性が高まったりして、ホルモンバランスに影響します。これが「卵が育ちにくい」「排卵が不安定」といった妊娠しづらい状態につながるのです。
一方で、少しの体重減少でもホルモン環境が改善し、自然妊娠のチャンスが高まることがわかっています。
🌿無理なダイエットはNG。健康的に続けることが大切
妊活中は極端な食事制限や激しい運動は逆効果。栄養バランスの良い食事、軽い運動(ウォーキングなど)、しっかりした睡眠を心がけましょう。
医師や栄養士と相談しながら、“妊娠しやすいカラダ”をつくる体重管理を進めていくのがおすすめです。
🩺まとめ
- 体重を10〜25%減らすことで、妊娠のチャンスが高まる
- 妊娠糖尿病や帝王切開のリスクも減る可能性
- 健康的な体重管理が、母体と赤ちゃんの未来を守る第一歩
出典:
Verfürden M.L. et al. Association between weight loss and reproductive outcomes among women with overweight or obesity: a cohort study using UK real-world data. Human Reproduction. 2025; 40(9):1753–1761.
