【津高本院】不妊治療のページです
亜鉛と妊活:女性編
亜鉛濃度と妊娠率(Time To Pregnancy)
妊娠前の血清亜鉛濃度は妊孕能に良好な影響を及ぼすことが示唆されています。
Nutrients 2019; 11: 1609
- 1060 名の妊婦の妊娠初期の血清セレンや銅、亜鉛濃度と妊孕能との関連を後ろ向きに検討しました。
- 血清亜鉛濃度が低レベルの女性は中レベルの女性に比べて妊娠まで長くかかりました。
- 血清セレン濃度が低レベルの女性は高レベルの女性に比べて妊娠まで長くかかりました。
亜鉛と不育症
FASEB J 2009; 23: 2244
- 不育症の検査項目のうち凝固機能検査のプロテインSとプロテインCは、血液が固まることを抑える働きがあります。
- この働きに異常があると、血液凝固が進み、子宮や胎盤で血栓ができます。
- 亜鉛が不足すると、プロテインSのブレーキ機能が減少することが推測されます。
銅/亜鉛比の上昇は原因不明不妊のリスク因子となり得る
AJPS 2005; 2: 72.
- 26 名の原因不明不妊の女性と20 名の妊孕能正常な女性の血清中の銅と亜鉛濃度を比較しました。
- 不妊症群の亜鉛濃度は、対照群に比べて有意に低く、反対に銅濃度は有意に高いことがわかりました。
- 銅/ 亜鉛濃度は不妊症群で有意に高いことがわかりました。
銅が上昇すると着床の障害となる可能性があります。
BMC Res Notes 2017; 10: 387.
- 銅亜鉛濃度と妊娠率の関連について、40歳未満、3BB以上のホルモン補充周期凍結胚盤胞移植について、妊娠群と非妊娠群を比較しました。
- 銅濃度は妊娠群と比べ非妊娠群で有意に高くなっていました。
- 最も適切なカットオフラインは、銅濃度160未満、銅/亜鉛比1.60未満でした。