【津高本院】不妊治療のページです
着床前胚染色体構造異常検査PGT-SRの成績(日本産科婦人科学会の最新報告)
日本産科婦人科学会よりPGT-AおよびPGT-SRの2023年の成績(全国調査)について2025年12月に報告がありました。
着床前胚染色体構造異常検査(PGT-SR)
体外受精または顕微授精を行い、育った胚盤胞から一部細胞(将来胎盤となるTE細胞の数個)を取り出し、ご夫婦の染色体構造異常に起因した受精卵の染色体不均衡型構造異常がないかどうか検査します。ただし、微細な染色体異常・均衡型構造異常・遺伝子異常などは検出できません。残った大部分である胚盤胞を凍結保存しておき、検査結果を確認してから「移植するかどうか」や「移植順」を相談して決めます。
【対象】保険診療の適用はありません
夫婦いずれかの染色体構造異常(均衡型染色体転座)などが確認されている不育症(もしくは不妊症)の夫婦。ただし妊娠既往や流死産既往の有無は問われません。
日本産科婦人科学会
不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査(PGT-A・SR)の承認実施施設(PGT-A:228施設、PGT-SR:193施設)における2023年1月1日~2023年12月31日の実施状況は以下の通りであった。
- A判定: すべての常染色体が正倍数性である胚(正常胚と判断される)
- B判定: すべての常染色体が正倍数性であるとも異数性であるとも言えない胚(多くは常染色体の異 数性あるいは構造異常を有する細胞と常染色体が正倍数性細胞とのモザイクである胚を指すが、アー チファクトと区別できない場合も含まれる)(異常の可能性があるが、妊娠の可能性がある胚)
- C判定: 常染色体の異数性もしくは構造異常を有する胚(妊娠の可能性が低い胚)
- D判定: 解析結果の判定が不能な胚(診断不能な胚)

