【津高本院】不妊治療のページです
流産手術は将来の妊娠に影響する?
「流産の手術を受けたけれど、次の妊娠に影響しないかな…?」そんな不安を持つ方も多いのではないでしょうか?
今回の研究では、反復流産を経験した1,473人の女性を対象に、「流産手術」や「帝王切開」がその後の妊娠に与える影響を調べました。
まず安心できる結果として、
- 1~2回の流産手術歴では、その後の流産リスクは大きく増えませんでした。
一方で、
- 流産手術を3回以上受けた方では、その後の流産リスクが約1.5倍に増加していました。
- 帝王切開の既往がある方では、その後の流産リスクが約31%高くなっていました。
- 反復流産を3回以上経験した方では、流産リスクが約1.5倍に上昇していました。
🤔なぜでしょうか?
研究者らは、下記などが関係している可能性を考えています。
- 子宮内の癒着
- 子宮内膜へのダメージ
- 子宮内環境の変化
🌱今回の研究で大切なのは、
「1回の手術で過度に心配する必要はない」ということです。一方で、
- 手術歴が複数回ある
- 帝王切開歴がある
- 流産を繰り返している
早めに専門医へ相談し、子宮の状態をしっかり評価してもらうことが大切です。
妊活では卵子や胚だけでなく、「赤ちゃんを迎える子宮環境」もとても重要なのです。
📚出典(MLA形式)
Leeson, Charlotte, et al. “Pregnancy Outcomes in a Recurrent Miscarriage Population after Common Uterine Surgeries: A Multicenter Cohort Study.” Fertility and Sterility, vol. 125, no. 5, 2026, pp. 895–903.
