2021年、当院の望妊治療で妊娠された方のデータです
この報告は、卒院時点での集計であり、分娩報告を待ってのデータではありません。
卒院時データとしては、この2021年報告が最新になります。
妊娠総周期数 1156
単位:周期
タイミング法
181
人工授精
148
生殖補助医療
827
実施周期に対する妊娠率:10.5 %
生殖補助医療:妊娠周期 | 827 周期 |
---|---|
通常法での周期* | 3 周期 ( 37.5 %) |
顕微授精での周期 | 15 周期 ( 28.3 %) |
融解移植での周期 | 809 周期 ( 44.5 %) |
()カッコ内:総ての胚移植に対する妊娠率 *:通常法の内、一部は顕微法を含みます |
妊娠総周期の内訳について
妊娠総周期 | 1156 周期 |
---|---|
単胎出産 | 839 周期 ( 72.6 %) |
双胎出産 | 17 周期 ( 1.5 %) |
三胎以上 | 0 周期 ( 0 %) |
自然流産 | 273 周期 ( 23.6 %) |
異所性妊娠 | 1 周期 ( 0.1 %) |
結果不明 | 26 周期 ( 2.2 %) |
()カッコ内:妊娠総周期に対する比率 |
通常法:この成績は採卵して通常媒精を行い、採卵周期に胚移植(新鮮移植)された方の成績です。当院では、新鮮移植は「初回採卵」、「移植条件が整っている状態」、「採卵3日目に良好形態の分割胚がある」これら全ての方のみを移植可能としています。この治療で妊娠された方は3周期で妊娠率は37.5%でした。
顕微法:この成績は採卵して顕微授精を行い、採卵周期に胚移植(新鮮移植)された方の成績です。当院では、新鮮移植は「初回採卵」、「移植条件が整っている状態」、「採卵3日目に良好形態の分割胚がある」これら全ての方のみを移植可能としています。この治療で妊娠された方は15周期で妊娠率は28.3%でした。
融解移植:この成績は採卵して通常媒精または顕微授精を行い、採卵周期に凍結した胚盤胞を別周期に融解移植された方の成績です。当院では、基本的に凍結した胚盤胞のホルモン補充での融解移植をおすすめしており、この治療で妊娠された方は809周期で妊娠率は44.5%でした。
化学的流産を除いた臨床妊娠1156周期ありましたが、単胎妊娠が839周期(72.6%)と最も多く、双胎妊娠17周期(1.5%)でした。自然流産273周期(23.6%)あり、女性加齢で高率になっていました。
1996年開設~2021年、当院の望妊治療で妊娠された方のデータです
この報告は、卒院時点での各年度集計をまとめたものです。

人口減少に伴うカップル数の減少もあり、当院を受診されたカップル数は2015年~2018年をピークとして、やや減少していますが、治療成績は順調に伸び妊娠周期数が増加しています。