感染症関連
①感染症採血検査
- クラミジアIgG・IgM:感染したときにできる免疫(抗体)を調べる検査です
- HIV:エイズ感染を調べる検査です
- 梅毒:梅毒感染を調べる検査の1つです
- B型肝炎:B型肝炎に感染していないか調べます
- C型肝炎:C型肝炎に感染していないか調べます
②風疹採血検査(HI抗体価)
妊娠初期の女性が風疹に罹患すると
赤ちゃんに先天性風疹症候群の発症リスクがあります
夫から妻へといった感染もあるので注意しましょう
体調を知る検査
①一般採血検査
(全血算、肝機能、腎機能、脂質、電解質)
- 全血算(白血球・赤血球・血色素・ヘマトクリット(血液中の赤血球が占める割合)・血小板)
- 肝機能(GOT、GPT、γ-GTP)
- 脂質(HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪(TG))
- HDLコレステロール:善玉コレステロールで、血管に付着したコレステロールを取り除き、動脈硬化を予防します
- LDLコレステロール:悪玉コレステロールで、増加するとコレステロールが血管壁に溜まり、動脈硬化を引き起こします
- 中性脂肪(TG):多すぎると動脈硬化の原因となります
- 腎機能(尿素窒素、クレアチニン、総蛋白)
- 尿素窒素:体内の蛋白質の老廃物で、肝臓で作られ、尿として排出されています
- クレアチニン:筋肉を動かすためのエネルギーを使った後に出てくる老廃物のひとつで、腎臓から排泄されています
- 総蛋白・・・血液中の蛋白質の総量を表し、栄養状態や肝臓・腎臓の機能を調べます
- 電解質(Na・Cl・K・Ca)
- Na・Cl・K:体内の塩分水分バランス状態を調べます
- Ca:血液中のカルシウムレベルを調べます
②代謝(血糖、HbA1c)
- 血糖:血液中のブドウ糖の濃度を食事の影響を避けるため空腹時に検査をします
- HbA1c:高血糖状態が続くと高い値となります
③血液型検査
- 血液型はA・B・O・AB型、およびRh(+または-)型であらわされます
ホルモン検査
①卵巣機能関連検査
(プロラクチン、甲状腺機能(TSH、FT4、FT3))
- プロラクチン:乳汁分泌を促すホルモンで妊娠分娩後でもないのに高値では卵巣機能異常の原因になっていることがあります
- TSH、FT4、FT3:頸部にある甲状腺は、FT4 FT3といった甲状腺ホルモンをつくっています
- TSHは甲状腺を刺激するために脳下垂体から分泌されているホルモンで甲状腺異常の指標になります
②AMH(抗ミュラー管ホルモン)
- 卵子は年齢とともに減少しますが、女性の卵巣予備機能を知る指標として一番に挙げられます
③性腺刺激ホルモンと女性ホルモン
- FSH:卵巣を刺激するために脳下垂体から分泌されているホルモンです
- エストラジオール:卵胞から分泌されるホルモンで、排卵に向けて分泌される量が増えていきます
男性
④性腺刺激ホルモンと男性ホルモン
- FSH:脳下垂体から分泌されているホルモンで、精子をつくるように働きかけます
- LH:脳下垂体から分泌されているホルモンで、男性ホルモン(テストステロン)をつくるよう働きかけます
- テストステロン:代表的な男性ホルモンで精巣で作られています