【津高本院】不妊治療のページです
妊娠初期の超音波検査所見は妊娠週数によって大きく変わっていきます
妊娠食の超音波検査所見
【妊娠週数を下記のようにして確認します】
- 基礎体温の高温相14日目を妊娠4週0日と判定します。ただし、基礎体温では排卵日が2〜3日前後ズレている可能性もありますので、そのことを考慮する必要があります。
- 排卵診断薬(尿中LH検査)が陽性であった場合、その当日または翌日に排卵したと考えられます。その排卵日から2週間後を妊娠4週0日と判定します。
- 胚盤胞移植から10日後に絨毛性・性腺刺激ホルモンhCG検査で陽性確認できたのであれば妊娠4週1日と判定します。
- 上記の情報がなければ、最終月経や普段の月経周期を参考とし逆に超音波所見から妊娠週数を推定していきます(妊娠初期の超音波検査所見から分娩予定日を決めていくようになります)

【妊娠初期の超音波所見】
- 妊娠4週:排卵から2週間経過した頃で、絨毛性・性腺刺激ホルモンhCGレベルで着床判定するようになりますが、この時期は超音波検査しても妊娠所見は得られません。
- 妊娠5週:排卵から3週間(着床から2週間)経過した頃です。超音波検査で、羊水が溜まった胎嚢(たいのう)を子宮内に確認できるようになります。胎嚢の中には卵黄嚢(胎嚢内に認められる丸い輪)も確認できます。この胎嚢確認によって初めて「妊娠」と診断します。
- 妊娠6週:排卵から4週間(着床から3週間)経過した頃です。超音波検査で児心拍が確認できるようになります。心拍数(100〜130回/分程度)
- 妊娠7週:胎児頭臀長7mm程度、心拍数(130-160回/分程度)
- 妊娠8週:胎児頭臀長14mm程度、心拍数(160〜190回/分程度)
【超音波検査での経過観察】
- 胎嚢が見える時期、卵黄嚢が見える時期、胎児心拍が見える時期を目安にして発育が順調かどうかを確認していきます。
- 妊娠週数に比較し大幅に心拍数が少ない場合は、胎児状態が良くないと考えられますが、残念ながら児(妊娠8週未満:胎芽。妊娠8週以降:胎児)に対する治療法はないのが現状です。
- 妊娠週数に応じて胎児心拍は増加するはずですので、1週間前より減少している場合は流産の可能性が高くなっていると考えられます。 ただし、経過を見ることが大切です。
- 一般的に流産の可能性は、女性年齢により高まると考えられています。この加齢に伴う流産は、受精卵の染色体異常によるものが多く、「染色体異常に対する治療法はない」というのが現状です。