簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

子宮内膜症は“心”にも影響する?妊活中に知っておきたい メンタルとの関係

2026/06/06#研究論文ご紹介

子宮内膜症は“こころ”にも影響することがあります

「生理痛がつらい…」
「妊活が思うように進まない…」
「気持ちまで落ち込んでしまう…」

子宮内膜症を抱える方の中には、体だけでなく“心のつらさ”を感じる方も少なくありません。最近の研究では、子宮内膜症のある女性では“不安”や“抑うつ”が増える可能性が報告されています。

そもそも「子宮内膜症」って?

子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にあるはずの組織が、卵巣や骨盤内など別の場所にできてしまう病気です。主な症状は、
🩸 強い生理痛
😣 慢性的な骨盤痛
💥 性交痛
😢 不妊
などがあります。生殖年齢女性の約10%にみられる、とても身近な病気です。

「不安」や「落ち込み」が増えるって本当?

今回の研究では、体外受精や卵子凍結を受けた324人の女性を調査しました。その結果、子宮内膜症のある女性では“不安症状”が多い傾向、体外受精中では“抑うつ症状”が有意に多いことがわかりました。

特に体外受精を受けている女性では、

と差がみられました。

なぜ心の負担が大きくなるの?

理由はひとつではありません。研究では、特に次のような要素が関係すると考えられています。

① 強い痛み

特に「深部性交痛(奥の痛み)」が強い方では、不安や抑うつとの関連が強くみられました。慢性的な痛みは、
⚡ 睡眠不足
⚡ 疲労感
⚡ ストレス増加
につながり、心にも影響します。

② 不妊治療そのもののストレス

妊活や体外受精は、
📅 スケジュール管理
💉 注射や通院
💰 経済的負担
😔 「結果が出るかな…」という不安
など、精神的負担が大きい治療です。そこに子宮内膜症の痛みや将来への不安が重なることで、さらに心の負担が強くなる可能性があります。

卵子凍結の人ではどうだった?

興味深いことに、卵子凍結(妊孕性温存)の女性では、
🧠 過去に心理サポートを受けている
💊 精神科のお薬を使っている
方は多かったものの、現在の“不安”や“抑うつ”そのものは大きく増えていませんでした。研究では、
🌱 早い段階で医療サポートにつながっている
🌱 将来に備える行動が安心感につながっている
可能性も考えられています。

「気持ちのケア」も治療のひとつ

子宮内膜症では、
🩺 痛みの治療
👶 不妊治療
🧠 心理的サポート
を一緒に考えることがとても大切です。

研究でも、
✨ 心理サポートを含めた“多職種ケア”の重要性
✨ 痛みや性生活への配慮
✨ メンタルヘルス評価の必要性
が強調されています。

ひとりで抱え込まないでください

「こんなことで落ち込む自分が弱いのかな…」
そう感じる必要はありません。
子宮内膜症による痛みや不妊治療は、
心に大きなエネルギーを使います。
つらい時は、
🤝 医師
🤝 看護師
🤝 カウンセラー
🤝 パートナー
に相談してください。“心のケア”も、妊活の大切な一部です。

まとめ

今回の研究では、
📌 子宮内膜症の女性では抑うつ症状が増える可能性
📌 強い痛み(特に性交痛)がメンタルに影響
📌 妊活では身体だけでなく“心の支援”も重要
であることが示されました。

妊活は「頑張ること」だけではありません。
🌱 自分の体をいたわること
🌱 心の負担に気づくこと
🌱 周囲に頼ること
も、とても大切です。

📚出典

Bourdon M, Bolac L, Cervantes C, et al.
Anxiety and depression in women with endometriosis: a comparative study across fertility contexts.
Fertility and Sterility. 2026;125(4):688-697.
 

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事6月よりの住民検診(岡山二人クリニック女性健診センター)次の記事【技術部より】 体外受精で使用するインキュベーターを新しくしました

記事一覧へ