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凍結胚移植の前にピルを使っても大丈夫?最新データでわかる安心材料

凍結胚移植の前にピルを使っても大丈夫?最新データでわかる安心材料

2026/02/27#研究論文ご紹介

凍結胚移植の前、「ピルを飲みましょう」と言われて不安になったことはありませんか?

自然周期での凍結胚移植(nFET)を予定している方の中には、移植スケジュールを整える目的で、事前に低用量ピルを処方されることがあります。そのとき、よく聞かれるのがこんな声です。

実は、こうした疑問に正面から答えた研究が、2025年に報告されました。

研究の概要:363周期を詳しく分析

この研究では自然周期または修正自然周期の凍結胚移植(nFET)363周期が解析されました。

そのうち、

でした。
ピルの使用期間は**中央値9日(6〜16日)**で、

と、さまざまな期間が含まれていました。

気になる結果①:出生率に差はあった?

もっとも重要な「出生率(生児獲得率)」は以下の通りでした。

統計的に見ると、
👉 差はなく、妊娠・出産の可能性は下がっていません。
年齢・BMI・不妊原因・PGT-Aの有無などを調整した解析でも、ピル使用による不利益は認められませんでした。

気になる結果②:流産やキャンセルは?

さらに、

についても比較されましたが、
いずれもピル使用の有無で有意差はありませんでした。たとえば流産率は、

と、こちらも統計的な差はありません。

「ピルの期間が長いと悪影響?」という疑問にも答えが

「短期間ならいいけど、2週間以上はどうなの?」という疑問に対しても、この研究は検討しています。結果は、

👉 ピルの使用期間による差も認められませんでした。

この結果が意味すること

この研究から言えるのは、

という点です。
忙しい日常の中で、「この日に移植したい」「通院回数を減らしたい」という希望を叶えるためのピル使用は、医学的にも十分に許容される選択肢だと言えるでしょう。

不安は「数字」で安心に変えられる

治療中は、どうしても「余計なことをして失敗したらどうしよう」という不安がつきまといます。
でも、こうしたデータを知ることで、治療の選択肢が“怖いもの”から“理解できるもの”に変わります。

≪出典≫

Pollie, Meridith Paige, et al.
“Use of Oral Contraceptive Pills before Natural Frozen Embryo Transfer Cycles: Impact on Pregnancy and Live Birth.” Fertility and Sterility, vol. 124, no. 5, 2025, pp. 1115–1117.

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