簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

妊娠できた、その先を大切にするために ― アッシャーマン症候群と妊娠経過

2026/03/14#妊娠前から知っておきたい

妊娠できた、その先も大切にするために

不妊治療を経て妊娠反応が出た瞬間は、何にも代えがたい喜びですねでも同時に、「この妊娠は順調に進むのだろうか」「無事に出産までたどり着けるのかな」と、不安な気持ちが顔を出す方も少なくありません。

アッシャーマン症候群ってどんな状態?

アッシャーマン症候群とは、流産後の子宮内容除去術や、出産後の処置などをきっかけに、子宮の内側が癒着してしまう状態です。

月経量が減ったり、不妊の原因になったりするため、子宮鏡手術で癒着をはがす治療(子宮鏡下癒着剥離術)が行われます。治療によって妊娠できる可能性はしっかり回復することが多い、というのはとても大切なポイントです。

妊娠「できた後」に、少し注意が必要な理由

2025年に発表された大規模研究では、アッシャーマン症候群の治療後に妊娠した方は、そうでない方に比べて、

といったことがやや起こりやすいことが分かりました。とくに、

には、注意深い妊娠管理が大切になります。

知っておいてほしい大事なこと

ここで、ぜひ知っておいてほしいのは、
👉 「リスクがある」=「うまくいかない」では決してないということです。実際、多くの方が無事に赤ちゃんを出産されています。ただし、

ことで、防げるトラブル・早く対応できる変化が増えるのです。これは「心配だから管理する」のではなく、「安心して妊娠期間を過ごすための準備」と考えてください。

私たち医療者が大切にしていること

生殖医療と産科は、どうしても担当が分かれることがあります。だからこそ、

きちんと次の主治医に伝えることがとても重要です。妊娠はゴールではなく、新しいスタート。

「妊娠できたこと」も、「安全に出産を迎えること」も、どちらも同じくらい大切です。
一人で抱え込まず、気になることは遠慮なく相談してください。

≪出典(MLA形式)≫

Hanstede, Miriam M. F., et al. “The Threat of Asherman Syndrome: A Propensity Score–Matched Study of Fetal-Maternal Outcomes.” Fertility and Sterility, vol. 124, no. 5, 2025, pp. 1104–1114.

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事反復流産と体質の関係?血液・尿から分かってきた最新研究次の記事子宮外妊娠(異所性妊娠)はなぜ起こる?卵管の最新研究から分かったこと

記事一覧へ