簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

妊活アプリやAMH検査、その落とし穴を知っていますか

2026/09/28#研究論文ご紹介

フェムテックの「期待」と「注意点」

生理管理アプリや自宅でできるホルモン検査など、妊活を支えるテクノロジー(フェムテック)が増えていますが、実は知っておくべき落とし穴もあります。
今回は、その実態をまとめた専門家の解説をご紹介します。

❓ 生理管理アプリは信頼できるの?

多くのアプリは、月経周期の日数だけから排卵日を予測しますが、実際には「排卵は月経周期14日目より16〜17日目頃であることが多い」という大規模な分析結果があります。

アプリの予測が実際とずれている可能性があります。

❓ AMH検査は「妊娠力」の目安になるの?

AMHは体外受精の刺激への反応を予測するには有用ですが、「自然に妊娠できるかどうかの指標としては不十分」と、複数の専門家団体が明言しています。

「AMHが正常でも自然妊娠が難しい方」、「低くても妊娠できる方」がおられます。

 

❓ アプリのデータは安全に管理されているの?

妊娠に関するデータは非常にプライバシー性が高く、
「妊娠中の女性のデータは一般消費者の約15倍の価値がある」という推計もあります。データの管理体制が不透明なサービスも少なくありません。

❓ SNSの情報はどれくらい信頼できるの?

インフルエンサーや中には医療者も、「質の低い研究結果を誤って紹介してしまう」ことがあります。「人気があること」は「正しいこと」を意味しません。

❓ では、どう活用すればいいの?

✅ 症状や周期の記録として使う
✅ 診察時に医師と共有する材料にする
✅ 「予測」や「診断」の結果を過信しない

という姿勢で上手に付き合うことが大切です。

🌈 まとめ

📋 院長からのコメント

妊活アプリやAMH検査について患者さんから相談を受ける機会が増えていますが、この解説は、便利さの裏にある限界を正しく理解する助けになる内容です。

テクノロジーは記録や気づきのきっかけとして活用しつつ、診断や予測の部分は主治医との対話で補っていく、というバランスの取れた付き合い方をお勧めします。

📚 出典

Grace B, Harper J. HealthTech for reproduction: promises, perils and the evidence gap. Reproductive BioMedicine Online. 2026;53(3):105819.

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事part 1: いま日本の赤ちゃんの「8人に1人」が体外受精で生まれています次の記事凍結胚移植の準備方法、専門家たちの意見が一致したこと

記事一覧へ