簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

治療前に知っておきたい精子凍結保存:将来の妊娠を守るための最適な準備とは

2026/02/14#研究論文ご紹介

将来子どもを望む可能性があるなら、治療前の準備が大切です

抗がん剤治療や放射線治療、精巣手術などは、
精子を作る力(造精機能)に大きな影響を与えることがあります。

そのため、治療前に精子を凍結保存しておくことは、
将来の妊娠を守るための非常に重要な選択肢です。

しかし実際には、
「何回採精すればいいの?」
「何本凍結しておけば安心?」
という点は、はっきり決まっていませんでした。

専門家93名が示した「現実的な目安」

2025年の研究では、精子凍結保存を日常的にカウンセリングしている専門家93名
(生殖医療医・泌尿器科医など)にアンケートを行い、実際の臨床現場での共通認識をまとめています。

いちばん重要なのは「総運動精子数(TMC)」

精子保存の判断で最も重視されたのは、**TMC(Total Motile Count:動いている精子の総数)**でした。

TMCが25百万(2,500万)以上の場合

この数値は、人工授精や体外受精で妊娠率が最も高いゾーンとされています。

精子数が少ない場合はどうする?

TMCが1百万(100万)未満の場合

と、意見は分かれました
👉 「数が少ないから意味がない」ではなく、少ないなりに最大限残すことが重要と考えられています。

影響した意外な要因:保険と治療内容

年齢や既婚・未婚、子どもの有無は、保存本数の推奨にほとんど影響しませんでした。

一方で大きく影響したのは👇

この研究から分かる大切なこと

まとめ:精子保存は「未来への保険」

もし治療前であれば、「精子凍結について相談したい」
その一言が、将来の選択肢を大きく広げます。

≪出典≫

Morris, Jerrine R., et al.“Sperm Cryopreservation Best Practices before Gonadotoxic Treatment: Recommendations from Leaders in Fertility Preservation.”Fertility and Sterility, vol. 124, no. 5P2, 2025, pp. 1118–1120.

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事①冬の朝を乗り切る工夫次の記事医療費控除の申告準備は出来ていますか?

記事一覧へ