簡単メニュー

診療
時間
月
火
水
木
金
土
日
祝
午前
外来
●
●
●
●
●
●
-
-
午後
外来
●
-
●
-
●
-
-
-

診療内容により時間が異なります

詳しい診療時間はこちら

着床しない原因のひとつとして「染色体異常」

着床しない原因のひとつとして「染色体異常」

2026/03/28#研究論文ご紹介

着床しない原因の1つ「染色体異常」

体外受精(IVF)を受けているカップルの多くが「なぜ胚移植しても着床しないのか?」と疑問に思うことがあります。その大きな原因のひとつが胚の染色体異常です。今回、最新の研究から分かったことをお伝えします。

染色体異常とは?

受精卵(胚)は46本の染色体を持っていますが、これが異常になると、着床しにくくなったり、流産しやすくなったりします。特に**全染色体異数性(WCA)**と呼ばれる染色体の過不足は、女性の年齢とともに増えることが知られています。35歳を超えると、胚の染色体異常率は毎年約6%ずつ増加し、40代前半では80〜90%に達することもあります。

染色体異常の種類

胚の染色体異常には、以下の種類があります。

1.    全染色体異数性(WCA):特定の染色体が1本足りない(モノソミー)または1本多い(トリソミー)。
2.    部分的な異数性(SA):染色体の一部が欠けたり、増えたりする異常。年齢に関係なく発生。
3.    モザイク異数性(WCM):一部の細胞に染色体異常があり、他の細胞は正常。
4.    セグメントモザイク(SM):特定の染色体の一部だけに異常がある。

特に、**モザイク異数性(WCM)や部分的な異数性(SA)**は技術的な誤差が影響しやすく、診断が難しいことが課題です。

胚の自己修復の可能性

最新の研究では、モザイク異数性のある胚の一部が成長過程で自己修復する可能性があることが示唆されています。そのため、すべての染色体異常を持つ胚が着床不可能というわけではなく、着床後に正常な胎児として成長するケースも報告されています。

どうすればよい?

体外受精を受ける際、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

染色体異常は避けられない部分もありますが、適切な検査と判断で妊娠の可能性を最大化できます。気になることがあれば、専門医に相談してみましょう。

参考文献

この記事をシェア リンクをコピーしました
共有
X LINE Facebook Threads
前の記事男性外来の診療予定(4月・5月)次の記事望妊治療センター1階の待合ホールの椅子を変えました

記事一覧へ