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着床しない・流産を繰り返す…その理由と“受精卵の染色体”の関係

着床しない・流産を繰り返す…その理由と“受精卵の染色体”の関係

2026/04/05#研究論文ご紹介

「何度も移植しているのにうまくいかない…」
「やっと妊娠しても流産してしまう…」
このような悩みを抱えている方は少なくありません。
実はその原因のひとつとして、**受精卵の“染色体の状態”**が関係していることがあります。

🧬受精卵の“染色体異常”とは?

人の細胞には通常46本の染色体があります。
しかし、受精卵の段階でこの数にズレがあると、

といったことが起こりやすくなります。
特に年齢とともにこの異常は増えることが知られています。

🔍PGT-Aとはどんな検査?

PGT-A(着床前胚染色体検査)は、
移植前に受精卵の染色体を調べる検査です。
この検査によって、

を見分けることができます。

📊大規模研究からわかったこと

日本産科婦人科学会による全国規模の研究では、

その結果…
👉 正常な染色体をもつ胚は約25%
👉 約60%以上は異常胚
👉 正常胚が1つも得られないケースも約60%
という現実が明らかになりました。

🌈PGT-Aで何が変わるの?

この研究では、正常な胚を選んで移植すると

と、非常に良好な結果が得られています。
さらに重要なのは、
👉 年齢が高くても、良い胚を選べば成績は安定する
という点です。

⚠️知っておきたいポイント

ただし、PGT-Aにも大切な注意点があります。

つまり、「万能な検査」ではありません。

💬こんな方に検討されることが多いです

🌷最後に

不妊治療は、「がんばり」が結果に直結しないことも多く、
とてもつらい時間になることがあります。
でも最近は、
👉「胚の質」を見極める時代
に変わりつつあります。
一人ひとりに合った選択肢を、
一緒に考えていけると良いですね。

📚出典

Iwasa T, et al. Preimplantation genetic testing for aneuploidy and chromosomal structural rearrangement: A summary of a nationwide study by the Japan Society of Obstetrics and Gynecology. Reprod Med Biol. 2023.

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