【津高本院】不妊治療のページです
妊活中は男性型脱毛改善薬AGAを止めないといけませんか?
■ご質問内容
夫が半年前からフィナステリドを脱毛予防に利用していますが、初診日に内服中止を指示され酷く落ち込んでしまっています。ただ、脱毛状態への不安感が強く、いつまで中止しないといけないのか?不安でしかたないようです。
■当院からの回答
男性型脱毛改善薬AGAは、妊活を優先する場合、早期に内服を中止することをお勧めします。
男性型脱毛改善薬AGAのフィナステリド(プロペシア🄬など)やデュタステリド(ザカーロ🄬など)は5α-還元酵素阻害する内服薬で、投薬中も投与終了後にも持続する副作用があり、ポストフィナステリド症候群と呼ばれています。
これら男性型脱毛改善内服薬は、生殖器への【副作用】があるとされ、精液の質低下(精子濃度減少・無精子症・精子運動性低下・精子形態異常等)を惹き起こすとされていますので、タイミング・人工授精・体外受精など不妊治療や妊活中の望妊男性は内服することを避けたほうがよいと思います。
Fertil Steril 2011; 95: 1786.e9-11.
プロペシア🄬(前立腺肥大症の薬剤)は、精液に悪影響を及ぼすだけでなく、精子のDNAにダメージを与えることが示唆されます。
★プロペシア🄬は、もともと前立腺肥大症に対する薬剤ですが、男性型脱毛症の進行を遅らせること目的としても使われています。5α-還元酵素II型を選択的に抑制することでテストステロン(T)からジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害し,発毛作用を示します。妊婦または妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には禁忌の薬剤です。
★ザカーロ🄬は、5α-還元酵素Ⅰ型およびII型を抑制することでテストステロン(T)からジヒドロテストステロン(DHT)への変換を阻害し、男性型脱毛症の症状を改善するために処方されます。AGAの症状全般に効果が見られ、脱毛の減少や発毛が期待できます。妊婦または妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には禁忌の薬剤です。