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凍結胚移植、どっちの方法がいい?「自然周期」と「ホルモン補充周期」の違いと安心の最新データ
みなさん、こんにちは!✨
妊活を進める中で、「凍結胚移植(胚を凍結して戻す方法)」を予定している方も多いのではないでしょうか?
胚移植を行うときには、子宮のベッド(内膜)を整える方法として、大きく分けてふたつの方法があります。
- 自然周期(NC): 自分の自然な排卵のタイミングに合わせる方法
- ホルモン補充周期(HRT): お薬を使って計画的にスケジュールを組む方法
「仕事のスケジュールに合わせやすいからホルモン補充がいいな」「でも自然な流れのほうが体に優しいのかな?」と悩む方も少なくありません 。
今回は、2026年に発表された最新の信頼できる論文データ(俵レディースクリニックより提供)をもとに、どちらの方法がより安全に赤ちゃんに出会える可能性が高いのか、分かりやすく解説します!💡

📊 最新の研究でわかったこと
日本の不妊治療専門クリニックで行われた、約12,000周期のデータを分析した最新の研究結果です 。
結論から言うと、「自然周期(自分の排卵に合わせる方法)」の方が、妊娠した後のトラブルや合併症のリスクが低いことが分かりました 。
具体的なデータをチェックしてみましょう!👇
👶 1. 妊娠率と流産率の違い
- 初期の妊娠率: ふたつの方法でほとんど差はありませんでした(どちらもしっかり妊娠できます!) 。
- 流産率: ホルモン補充周期のほうが、自然周期よりも流産のリスクが約1.26倍高くなっていました 。
- 無事に出産できる確率(生児獲得率): 結果として、自然周期のほうが無事に出産までたどり着ける確率が高いことが分かりました 。
🩺 2. 出産時のトラブル(合併症)のリスク
無事に妊娠して、1人の赤ちゃんを出産したケースを比べると、ホルモン補充周期では以下のようなリスクが高くなる傾向がありました 。
出産時のトラブル 自然周期と比べたリスク(ホルモン補充)
妊娠高血圧症候群(HDP) 約1.56倍 にアップ
帝王切開になる確率 約1.38倍 にアップ
癒着胎盤(PAS) 約5.13倍 にアップ
分娩時の大出血(1,000mL以上) 約2.74倍 にアップ
💡 なぜこんな違いが出るの? 自然周期では、排卵した後に「黄体(おうたい)」という組織が作られます 。この黄体から出るホルモンが、赤ちゃんのベッドをふかふかにするだけでなく、お母さんの血管を広げたり、胎盤を正しく育てたりする大切な役割を果たしていると考えられています 。ホルモン補充周期ではこの黄体ができないため、胎盤の血管がうまく育ちにくく、トラブルが増えるのではないかと専門家の間で言われています 。
🏥 クリニックの方針が変わると、結果も変わる!
この研究を行ったクリニックでは、「できるだけ自然周期で移植しよう」という方針に少しずつ変えていったそうです 。 その結果、自然周期を選ぶ患者さんが増えれば増えるほど、クリニック全体での妊娠高血圧や癒着胎盤、帝王切開などのトラブルがはっきりと減っていきました 。
お医者さんの方針や選択が、未来のママと赤ちゃんの安全に直接つながっている素晴らしいデータですね 。
💝 あなたに合った方法をみつけよう
データを見ると「自然周期のほうが絶対にいいの?」と思ってしまいますが、全員が自然周期にできるわけではありません。
- 自然周期が向いている方: 月経周期が順調で、定期的に排卵がある方 。
- ホルモン補充周期が必要な方: 生理不順や排卵障害があり、自力での排卵が難しい方 。また、お仕事などでどうしても移植の日をピンポイントで決めたい方 。
排卵が難しい方にとっては、ホルモン補充周期は今でもなくてはならない大切な治療法です 。
一番大切なのは、「自分の体の状態(排卵があるかどうか)」を先生によく診てもらい、スケジュールや体への負担を相談しながら決めることです 。排卵がある方は、まずは「自然周期」をベースに検討してみるのが安心かもしれません 。
一歩一歩、あなたたちのペースで進んでいきましょう。応援しています!アンテナを高く持って、いつでも主治医の先生に質問してみてくださいね。✨
📖 出典(参考論文)
- Natural cycle frozen embryo transfer reduces obstetric complications: an inverse probability of treatment-weighted analysis.
- Shuhei So, Nao Murabayashi, Wakasa Yamaguchi, Naomi Miyano, Misa Namba, Fumiko Tawara.(浜松医科大学 / たわらIVFクリニック)
- 掲載誌: Fertility and Sterility (2026)