夫婦で情報を共有する
まずは夫婦で「妊娠に向けての情報を確認しましょう。
たとえば「葉酸は妊娠の2か月前から不足しないようにしましょう」、「風疹ワクチン接種はされていますか?」こういった妊娠前から知っておきたいことがあります。
また、「どんな妊娠しにくい原因があるのか?」、「どんな治療法があるのか?」 こういったことも含め当院では情報提供していますので、受診していただいて情報確認・情報整理することから始めましょう!
妊娠しにくい原因を探す
妊娠しにくい原因があるなら、それを見つけて取り除く必要があります。両側の卵管が詰まっていたり、精子が見つからなかったりすると、いくらタイミング法や人工授精しても妊娠できません。「検査をすれば必ず原因が見つかる」といったものではないのですが、まずは「妊娠しにくい原因がないか」を保険診療の範囲内で検査します。ただし、女性年齢が妊娠出産しにくい大きな原因の一つになりますので、ショートカットする考えもあります。
妊娠しにくい原因を除去する
見つかった妊娠しにくい原因に対し、保険診療の範囲内で治療を試みます。
また、保険外検査(抗精子抗体など)を追加して検査範囲を拡大することも考えられます。男性についても検査治療を進める必要があります。
ただし、女性年齢が妊娠出産しにくい大きな原因一つになりますので、ショートカットする考えもあります。
人工授精を試みる
「他に決定的な原因が見つからないのになかなか妊娠できない」、「フーナーテスト(性交後検査)で元気な精子がみつからない」こういった場合には、男性の治療と並行して人工授精を試みることが考えられます。ただし、女性年齢が妊娠出産しにくい大きな原因一つになりますので、ショートカットする考えもあります。
体外受精を試みる
体外受精は、両側の卵管が詰まっていても、精子が人工授精でも不足していても、そのことをカバーする治療法です。
見つかった原因によっては、また、女性年齢や抗ミュラー管ホルモンAMH値によっては、STEP4までをショートカットして体外受精にチャレンジすることも考えられます。
岡山二人クリニックおすすめ治療方針
女性年齢、AMH値、見つかった原因などによっては、ショートカットしてのステップアップも考えられます
- 信頼できる情報を獲得し夫婦で知識を共有する(知らないままで決めない)
- 検査する(治療方針が、早く、的確に立てられる)
- 排卵のタイミングを知る(基礎体温・超音波・尿中LHなど)
- 排卵日だけでなく関係をもつほうがよい(あまりの連続射精にも注意)
- 明らかな原因がみつかったとき放置しない(治療方針を見直す)
- 明らかな原因がみつからないとき腹腔鏡もする?(女性年齢や他因子を考慮する必要)
- 明らかな異常がみつからなくてもステップアップを試みる(状況を変える)
- 同じ治療は3周期までを目途にする(治療が検査的意味合いを含む)
- 人工授精や体外受精でも、女性加齢で妊娠率は低下し、流産率は上昇する
- 女性年齢35歳以上ではステップアップを急ぎ、38歳以上では直ぐの体外受精も考慮する
不妊治療の流れ
(初めて当院で不妊治療を受ける皆さまへ)
当院での治療の流れを、治療歴やご希望の治療方法に合わせてご案内しております。
下記よりお選びください。
不妊治療歴なしの方はこちら
一般不妊治療(タイミング法・人工授精)を希望の方 生殖補助医療(体外受精・顕微授精・胚移植)を希望の方
他医で不妊治療歴がある方はこちら
一般不妊治療(タイミング法・人工授精)を希望の方 生殖補助医療(体外受精・顕微授精・胚移植)を希望の方