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研究報告

体外受精 conventional IVFにおける精液検査結果別の臨床成績の比較 研究対象期間:2021年1月1日~2022年9月30日

岡山二人クリニックで2021年1月1日から2022年9月30日までの期間に体外受精 cIVFを行った患者さまへ

今回、当院では「体外受精 conventional IVFにおける精液検査結果別の臨床成績の比較」と題する臨床研究を行います。対象となる患者さまは2021年1月1日から2022年9月30日までにcIVFを行った方です。研究の期間は倫理委員会承認日から2023年12月31日です。

生殖補助医療での媒精方法として、体外受精 conventional IVF (cIVF) と顕微授精intracytoplasmic sperm injection (ICSI) があります。cIVFは体内と同様の受精過程を経て受精が成立しますが、体内での受精よりも多数の精子を媒精することになります。

これまでの当院のcIVFの基準値は、密度勾配法およびswim -up 法を用いて良好運動精子を回収し、総運動精子 1.0×106/ml 以上かつ正常形態率 4% 以上でした。この基準値は、WHOの精液検査基準値を参考にしたものです。

しかし、目視で検査を行う正常形態率は、検者間でズレが生じる可能性があることから、このたび精子自動解析装置 SMAS を導入し検査体制を整えました。また、「正常形態率の極端に低い精液所見であっても自然妊娠したとの報告」や、「cIVFとICSIでの臨床成績に差はなかったとの報告」もあることから、2022年4月より基準値を変更し、総運動精子 0.2×106/ml程度を下限とし、正常形態率は基準から除外しました。

本研究では、cIVFを行った卵を対象とし、精液所見別の受精率、採卵後3日目良好分割率、採卵後5日目胚盤胞到達率および良好胚盤胞到達率を比較します。この研究を行い、変更後の基準値の正当性を評価することにより、最適な媒精方法の選択に繋がり、受精率向上の一助となると考えられます。

この研究は、治療介入を伴わない診療録のみを用いた、後方視的観察研究であるため、期間外の個人情報は収集致しません。使用する診療情報は、胚培養結果、妊娠、流産、妊娠継続、出産に関してです。岡山二人クリニックデータベースから個人情報を削除した後、解析されます。個人情報が外部に漏れることはありません。

本研究の対象となる患者さまで、本研究に参加を希望されない方は、2023年9月30日までに拒否の意思を下記までご連絡下さい。その場合でも患者さまに不利益が生じることはありません。この期間以降は誰の情報か分からない状態にして解析が開始されますので、患者さまの情報を削除する事ができなくなります。

研究に関してご質問のある方は、いつでも下記までご一報下さいますようお願い致します。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し付けください。

 

研究機関名 : 医療法人社団 岡山二人クリニック

所在地     : 〒701-1152 岡山市北区津高285-1

電話番号   : 086-256-7717

FAX番号 : 086-256-7667

電子メール : info@futari.or.jp

主任責任者 : 岡山二人クリニック 院長  羽原 俊宏

主任研究者 : 岡山二人クリニック 技術部 田口 可奈