岡山二人クリニックで2020年3月から2022年6月30日までの期間に融解胚盤胞移植を受けられた患者さまへ
今回、当院では「ZyMotTMMultiスパームセパレーター使用による体外受精妊娠出産について」と題する臨床研究を行います。対象となる患者さまは2020年3月1日~2022年6月30日に融解胚盤胞移植を行った方です。研究の期間は倫理委員会承認日から2023年12月31日です。
ZyMotTMMultiスパームセパレーター(ZyMot)は遠心分離が不要かつ短時間で良好精子の回収が可能な精子回収キットで、ZyMotを用いることによりDNA断片化精子の減少、受精卵の発育・妊娠率・着床率・流産率の改善が報告されています。当院で実施した体外受精反復不成功症例に対しての検討において、受精卵の発育が有意に改善したことを報告しています(2021年日本生殖医学会)。今後、妊娠、流産、妊娠継続、出産について検討予定です。
本検討ではZyMotの有用性について、融解胚盤胞移植後の成績を後方視的に検討することを目的としています。
この研究は、治療介入を伴わない診療録のみを用いた、後方視的観察研究であるため、期間外の個人情報は収集致しません。使用する診療情報は、胚培養結果、妊娠、流産、妊娠継続、出産に関してです。岡山二人クリニックデータベースから個人情報を削除した後、解析されます。個人情報が外部に漏れることはありません。
本研究の対象となる患者さまで、本研究に参加を希望されない方は、2022年7月31日までに拒否の意思を下記までご連絡下さい。その場合でも患者さまに不利益が生じることはありません。この期間以降は誰の情報か分からない状態にして解析が開始されますので、患者さまの情報を削除する事ができなくなります。
研究に関してご質問のある方は、いつでも下記までご一報下さいますようお願い致します。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し付けください。
研究機関名 : 医療法人社団 岡山二人クリニック
所在地 : 〒701-1152 岡山市北区津高285-1
電話番号 : 086-256-7717
FAX番号 : 086-256-7667
電子メール : info@futari.or.jp
主任責任者 : 岡山二人クリニック 院長 羽原 俊宏
主任研究者 : 岡山二人クリニック 技術部 青井 陽子