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オプトアウト期間が終了した研究報告

胚盤胞選択検査(いわゆるPGS=PGT-A)のための基礎研究
(凍結していた胚盤胞の廃棄過程での研究利用)について
研究対象期間:2010年1月1日〜2016年12月31日

岡山二人クリニックで胚盤胞凍結を行い2010年1月1日から2016年12月31日までの期間に廃棄を希望された患者さまへ

今回、当院では「廃棄する凍結胚盤胞を使用したNGS(次世代シークエンサー)による染色体数についての解析」と題する臨床材料を用いた基礎的研究を行います。研究の期間は倫理委員会承認日〜2018年12月31日です。対象となる患者さまは、岡山二人クリニックにおいて採卵、培養し凍結した胚盤胞のうち、臨床に使用せず2010年1月1日から2016年12月31日までの期間に廃棄を希望され、廃棄過程における研究使用に同意していただいている方です。

本研究の具体的な研究方法としては、凍結保存された胚盤胞を用いて行われます。廃棄される過程において、胚盤胞の細胞の一部から抽出したDNAを全ゲノム増幅試薬で増幅し、NGS(次世代シークエンサー)を用いて染色体の数的異常について解析を行います。この研究では、患者さんの保管検体を研究対象にいたしますが、その研究結果が検討させていただいた患者さま御自身の診断および治療法の選択に、新たに使われることはありません。廃棄過程において胚盤胞の染色体検査を行ない、凍結時年齢、胚データなどの臨床的背景との関係性を明らかにし、将来的に着床前スクリーニングを臨床導入する上で、着床前スクリーニングが挙児に寄与するのか、どのような胚を対象とすべきかなど、患者カップルが検査を受けるかどうかなどを決めるための重要な情報になると考えられます。全体で約200名の患者さんのご協力をいただく予定です。この研究の結果は、学会での発表に使われます。しかし、どのような場合でも患者さんのお名前などの個人情報が、当院外へ漏れることはありません。この研究では、個人の秘密は守られ、お名前など個人情報が外部に漏れたり公表されることはなく、研究によって患者さん個人が不利益を受けることはありません。

研究をするために必要な資金をスポンサー(製薬会社等)から提供してもらうことにより、その結果の判断に利害が発生し、研究の判断にひずみがおこりかねない状態を利益相反状態といいますが、本研究では利益相反状態はありません。

本研究の対象になる患者さまで、本研究にご自身のデータを使用することを拒否することができます(下記にご連絡ください)。拒否されることにより、患者さまご自身に不利益が生じることはありません。本研究は、当院で保管されている患者さまの受精卵の一部を使用させていただきますので、科学的妥当性と倫理性をJISART倫理委員会で審査され、承認を受けています。この研究に関して、具体的な研究内容や本件に関して何かご不明な点等がありましたら、ご遠慮なく下記の試験相談窓口にご相談ください。

連絡先:

医療機関名:医療法人社団岡山二人クリニック

施設所在地:〒701-1152 岡山県岡山市北区津高285-1

電話番号:086-256-7717(内線172)

電子メール:info@futari.or.jp

主任研究者:岡山二人クリニック 院長 羽原俊宏