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研究報告

前核形成初期から雌性前核が大きい胚の胚発育および移植予後に関する検討 研究対象期間:倫理委員会承認日~2024年3月31日

岡山二人クリニックで2022年1月1日から2022年12月31日までの期間に採卵を行った患者さまへ

今回、当院では「前核形成初期から雌性前核が大きい胚の胚発育および胚盤胞移植予後に関する検討」と題する臨床研究を行います。対象となる患者さまは、岡山二人クリニックで2022年1月1日から2022年12月31日までに採卵をされた方のうち、正常受精胚が得られた方です。研究の期間は倫理委員会承認日から2024年3月31日です。

体外受精または顕微授精後の正常な受精は、媒精後16〜18時間に2つの前核(雌性前核と雄性前核)と2つの極体が存在することによって定義されます。近年、タイムラプスを用いた観察が可能になり、2つの前核の形成初期から消失までの変化も観察されるようになりました。2つの前核の大きさは一般的には均等であり、それらが不均等であった場合には胚発育が低下し、染色体異数体率が高いことが報告されています。さらに、前核が消失する直前の雌性前核と雄性前核の面積差が小さい場合に生産率が高いことが報告がされました。理論的にも、前核期胚は、卵母細胞と精子の染色体の状態を反映していると考えられます。

今回、正常受精胚の2つの前核を雌性前核か雄性前核か識別した上で、前核形成初期から消失までのサイズの違いを分析し、胚発育および胚盤胞移植後の結果に関連があるかどうかを検討します。今回の臨床研究は、今後の非侵襲的な移植胚の選別方法の確立の一助となることを目的としています。全体で約800名の患者さまにご協力をいただく予定です。

この研究は、治療介入を伴わない診療録のみを用いた後方視的観察研究であり、調査項目は胚発育と移植後の結果に関してのみで、岡山二人クリニックデータベースから個人情報を削除した後に解析しますので、個人情報が外部に漏れることはありません。

本研究の対象となる患者さまで、本研究に参加を希望されない方は、2023年12月31日までに拒否の意思を下記まで御連絡ください。その場合でも患者さまに不利益が生じることはありません。この期間以降は誰の情報か分からない状態にして解析を開始しますので、該当患者さまの情報削除ができなくなります。

研究に関して御質問のある方は、いつでも下記までご一報ください。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で研究計画書及び関連資料を開示することが出来ますのでお申し付けください。

 


研究機関名 : 医療法人社団岡山二人クリニック
所在地 : 〒701-1152 岡山市北区津高285-1
電話番号 : 086-256-7717
Fax番号 : 086-256-7667
電子メール : info@futari.or.jp
実施責任者 : 岡山二人クリニック 院長  羽原 俊宏
主任研究者 : 岡山二人クリニック 技術部 山崎 浩美