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研究報告

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の現状およびその後の経過(IRB承認番号2025-06) 研究期間:倫理委員会承認日~2026年3月31日

臨床研究のお知らせ:
岡山二人クリニックで2020年4月1日から2024年12月31日までの期間に、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)を受けられた患者さまへ

今回、当院では「着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)の現状およびその後の経過」と題する臨床研究を行います。対象となるのは、2020年4月1日から2024年12月31日までの期間に、岡山二人クリニックでPGT-Aを受けられた患者さまです。研究期間は、倫理委員会承認日から2026年12月31日までです。

PGT-Aは、体外受精で得られた胚の染色体数を調べ、その結果をもとに胚移植を行う医療技術です。これまでの研究では、PGT-Aを行うことで胚移植1回あたりの妊娠率が向上し、流産率が低下する可能性が報告されています。一方で、一定期間内に出産に至る割合(累積生児獲得率)や、年齢層による有効性の違い、出生したお子さまの経過については、十分な国内データがないのが現状です。

本研究では、当院でPGT-Aを受けられた患者さまの過去の治療データを解析し、年齢層別の妊娠成績や、妊娠経過、出生児の予後などについて検討します。これにより、PGT-Aのより適切な適応や、今後の治療選択に役立つ情報を明らかにすることを目的としています。

本研究は、治療介入を伴わない診療録のみを用いた後方視的観察研究であり、新たな治療や検査は行いません。使用する診療情報は、岡山二人クリニックのデータベースから個人情報を削除したうえで解析され、個人が特定されることはありません。個人情報が外部に漏れることはありません。

本研究の対象となる患者さまで、研究への参加を希望されない方は、 2026年3月31日まで に拒否の意思を下記までご連絡ください。その場合でも、診療や治療において不利益が生じることはありません。この期間を過ぎると、データは個人が特定できない状態で解析されるため、情報の削除ができなくなります。

研究に関してご質問がある方は、いつでも下記までお問い合わせください。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報および知的財産の保護に支障がない範囲で、研究計画書および関連資料を閲覧していただくことが可能です。

研究機関名

医療法人社団 岡山二人クリニック

所在地

〒701-1152 岡山市北区津高285-1

電話番号

086-256-7717

Fax番号

086-256-7667

電子メール

info@futari.or.jp

実施責任者

岡山二人クリニック 院長 羽原 俊宏

主任研究者

岡山二人クリニック 医師部 吉岡 奈々子