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オプトアウト期間が終了した研究報告

生児獲得予測のための人工知能を用いた胚盤胞画像解析の実現可能性について 研究対象期間:2008年5月1日〜2017年1月31日

岡山二人クリニックで2008年5月1日から2017年1月31日までの期間にホルモン補充周期に単一融解胚盤胞移植を行った患者さまへ

今回、当院では「生児獲得予測のための人工知能を用いた胚盤胞画像解析の実現可能性について:パイロット研究」と題する臨床研究を行います。対象となる患者さまは、岡山二人クリニックで2008年5月1日から 2017年1月31日までにホルモン補充周期に単一融解胚盤胞移植を行った方です。研究期間は、倫理委員会承認日から2019年12月31日です。

健常な生児を得ることは、生殖補助技術の最大の目標です。そのための受精卵の選択指標として胚盤胞の形態評価である Gardner 分類、タイムラプスによる動的評価、染色体の正常性を確認する PGT-A(着床前スクリーニング、現在、日本産科婦人科学会でパイロット臨床研究中) などがあります。胚の形態評価やタイムラプス映像は、着床能を評価する指標として有用とされていますが、必ずしも染色体の正常性を反映するとは言えません。また PGT-A は、検査の過程での胚へのダメージのリスク、高額な検査費用、さらにモザイク(細胞単位で染色体が異なる)による検査偽陽性の問題を含んでいます。

このため当院では、人工知能(AI)機械学習システムを用いた胚盤胞の画像解析システムの開発研究を行い、従来の方法では識別できない情報を検出し、胚にとって非侵襲的で、経済的負担が少ない方法で、妊娠出産に結びつく胚を選択できることを目標に医学研究を行います。

本研究の具体的な研究方法としては、胚盤胞を融解し単一移植した周期の凍結時の胚画像と移植後の結果(生児を得た場合、妊娠が成立したが流産となり絨毛染色体検査で異数体を認めた場合)を教師データとして複数の機械学習法により画像解析モデルの作成および検証を行います。

本研究は、患者さまの対応表を用いて管理された匿名加工情報のみを用いて解析します。本研究の結果は学会での発表等に用いますが、個人の秘密は守られ、お名前など個人情報が外部に漏れたり公表されることはなく、研究によって患者さま個人に不利益をもたらすことはありません。

本研究の対象となる方で本研究に参加を希望されない方は 2018 年 12 月 31 日までに拒否の意思を下記までご連絡ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。この期間以降は誰の情報か分からない状態にして解析が開始されますので、患者さんの情報を削除することができなくなります。本研究は、科学的妥当性と倫理性を岡山二人クリニック倫理委員会で審査され、承認を受けています。この臨床研究に関して、ご不明な点等がありましたら、ご遠慮なく下記の連絡先にご相談ください。

 医療機関名 : 医療法人社団岡山二人クリニック

施設所在地 : 〒701-1152 岡山県岡山市北区津高285-1 電話番号: 086-256-7717(内線2)電子メール: info@futari.or.jp

主任研究者: 岡山二人クリニック 院長 羽原俊宏