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研究報告

卵丘細胞の部分切除によりconventional IVFの受精率は向上するか 研究対象期間:倫理委員会承認日~2023年12月31日

岡山二人クリニックで2023年12月31日までに採卵を行い、cIVFを行った患者さまへ

今回、当院では「卵丘細胞の部分切除によりconventional IVFの受精率は向上するか」と題する臨床研究を行います。対象となる患者さまは2023年12月31日まで岡山二人クリニックにて採卵を行い、cIVF施行を行った方です。研究の期間は倫理委員会承認日から2023年12月31日です。

Conventional IVF(cIVF)は採精した精子を洗浄し濃度調整をした培養液に、卵丘細胞卵子複合体(COC)を入れ、受精させる操作です。卵丘細胞は卵子を直接覆う細胞層で、卵子の発達や受精の制御などを行っています。受精過程においては精子が分泌するヒアルロニダーゼにより分解されますが、受精前に卵丘細胞を完全に除去すると受精率が低下するとされています。これまで、cIVFを施行した卵の培養成績向上を目的とし、卵丘細胞の除去や媒精時のヒアルロニダーゼの添加などの方法がとられた報告がありますが、一定の見解は得られていません。

本研究では、低受精の一つの原因として、精子が卵丘細胞を分解して卵子まで到達できていないことが考えられるため、採卵したCOCを媒精前に部分切除をして、卵子までの精子の侵入距離を短くした状態で媒精を行い、受精率およびその後の培養成績が向上するか検討します。

この研究によりcIVFの受精率が上昇すれば、成熟卵あたりの有効胚数が増加すると考えられます。

岡山二人クリニックにて採卵を行い、cIVF施行卵子が6個以上で、本研究に同意を得られた症例を対象とさせていただきます。同一周期に採卵されたCOCを、部分切除せず媒精する従来群と部分切除後媒精する切除群の2群に分けて媒精します。対象卵子が偶数の場合には同数に、奇数の場合は各群の全体の合計数が等しくなるように分け、cIVF後の受精率および培養成績を比較します。

本研究は、匿名化された素データのみを用いて解析を行います。実施期間は倫理委員会承認日から 2023年12月31日までの予定とします。

研究に関してご質問のある方は、いつでも下記までご一報下さいますようお願い致します。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し付けください。

 

研究機関名 : 医療法人社団 岡山二人クリニック

所在地 : 〒701-1152 岡山市北区津高285-1

電話番号 : 086-256-7717

FAX番号 : 086-256-7667

電子メール : info@futari.or.jp

主任責任者 : 岡山二人クリニック 院長  羽原 俊宏

主任研究者 : 岡山二人クリニック 技術部 川上 典子