【津高本院】不妊治療のページです
研究報告
【津高本院】不妊治療のページです
診療内容により時間が異なります
岡山二人クリニック女性健診センターからの論文が”Breast Cancer”に掲載されました
(岡山大学や川崎医科大学総合医療センターとの共同研究)


Breast ultrasound screening in young adult women undergoing infertility treatment at an infertility clinic : a retrospective observational study
不妊治療クリニックで不妊治療を受けている若年成人女性への乳房超音波検診
(後方視的観察研究)
不妊治療を受ける女性が増えていますが、この世代への乳がん検診に関するデータはまだ少ないのが現状です。30代の女性は乳腺が発達した「高濃度乳房」が多く、マンモグラフィーでは病変が見えにくいため、超音波検査がよく使われます。
【方法】不妊治療クリニック(当院の女性健診センター)で、2018年11月〜2025年6月に乳房超音波検診を受けた30〜39歳の女性1,336人を対象に、検診結果を後方視的に分析しました。
【主な結果】95.6% の女性が「高濃度乳房」に分類されました
10.5%(140人)が精密検査(要精査)となっていました
精密検査の結果、4人が乳がんと診断されました(がん発見率0.30%、陽性的中率2.86%)
乳がん内訳:粘液癌1例、非特殊型浸潤癌2例、非浸潤性乳管癌(DCIS)1例
要精査となった女性の88.6%はその後も不妊治療を継続できました
30代の不妊治療中の女性における乳房超音波検査による乳がん検診は、この特定の臨床現場における実態を示すデータとなりました。乳がん発見率は過去の報告と同程度でしたが、対象集団や検診の背景が異なるため単純比較は困難です。今後、より大規模で前向きな多施設研究が必要とされています。